WEBライターになるとトラブルに巻き込まれることもよくあります。
本記事では「WEBライターのよくある6つのトラブルと対処法」についてめちゃくちゃわかりやすく解説します。
WEBライターでよくあるトラブル7選
Webライターは、主にウェブサイトに掲載される記事を書くことが仕事です。
ただし、ウェブサイトの特性から、記事の執筆以外にも、記事の入稿、画像の選択、検索キーワードの選択など、別の業務も依頼されることがあります。
Webライターの仕事には、以下のようなトラブルがよく起こります。
- 要求が多すぎる
- 悪質な案件を紹介される
- コミュニケーションが途絶える
- 報酬が支払われない
- 記事が受け入れられない
- 著作物が不正に使用される
- 単価が低すぎる
要求が多すぎる
要求が多すぎる場合、執筆依頼以外の業務が追加されることがあります。
以下のような状況にも注意が必要です。
発注元からの修正依頼が多い場合や、ルールや依頼内容が何度も変更される場合は、仕事が進まず、単価に見合わない仕事になってしまう可能性があります。
悪質な案件を紹介される
悪質な案件に引っかかることもあります。例えば、ネットワークビジネスや情報商材の購入を勧誘されるなどがあります。手数料を要求される詐欺のような案件もあるため、注意が必要です。
コミュニケーションが途絶える
商談中や記事を納品した後に、発注元との連絡が途絶えることがあります。白紙になることもあるため、やりとりに時間をかけても損失になります。
報酬を支払われる前に連絡が取れなくなると不安になることもあるため、契約する前に発注元の連絡先を確認することが大切です。
報酬が支払われない
納品した記事に関して、発注先がさまざまな理由をつけて報酬を支払わない場合があります。
悪質な場合は、発注先との連絡が取れなくなることもあります。報酬未払いや音信不通のトラブルはよくあるので、注意が必要です。
記事を受け取ってもらえない
発注先が納品物である記事に満足できない理由で、記事の受け取りを拒否することがあります。
この場合は、コミュニケーション不足や要望の曖昧さが原因で、発注先との間に認識のズレが生じている可能性があります。
著作物が不正に利用される
発注先が報酬を支払っていないにもかかわらず、納品した記事を勝手にインターネット上に投稿することがあります。
この場合は、記事の著作権はまだWebライター側にあるため、不正利用になります。著作物の不正利用は報酬未払いと同時に発生することが多いため、発注先の信頼性を確認することが重要です。
単価が低すぎる
「単価が低すぎる」とは、仕事の報酬が割に合わない、十分な金額が支払われないことを指します。
「報酬額に文字単価0.3円以下の設定をする」とは、Webライターに与えられる仕事で、1文字あたり0.3円以下の報酬しか支払われないことを意味します。
Webライターの仕事では、適切な単価が保証されていない場合があります。
一部の依頼主は、割に合わない報酬金額を設定していることがあります。初心者の場合、1日に300円以下や1,200円程度の報酬しかもらえない場合があります。
これらの仕事は、報酬額が低すぎるため、仕事の受け入れを避けることが望ましいと言えます。
初心者WEBライターがトラブルを防止する6つの方法
- クラウドソーシングサイトを活用すること
- 依頼先を調べること
- 依頼内容を確認すること
- コミュニケーションを徹底すること
- 会話記録を保存すること
- クラウドソーシングサイトに相談すること
それぞれ解説します。
クラウドソーシングを利用する
初心者のWebライターは、クラウドソーシングサイトを利用して、仕事に慣れるまで活動することをおすすめします。
クラウドソーシングサイトとは、発注者と受注者をつなぐサービスで、仕事に着手する前に報酬を確認できるため、支払われないトラブルを回避することができます。
また、運営元に相談することができるので、悪質な発注者による問題にも対処することができます。
依頼先を調べること
- 発注先のサイト
- 発注先の評価、レビュー内容
- メールアドレスや電話番号といった個人情報
もしも、担当者と連絡が取れなくなった場合でも、他の手段で問題に対処できるようになっています。
クラウドソーシングサイトを利用する場合、受注先の評価が記載されています。
事前にトラブルを予防したり、相手と音信不通になったとしても対処できるので、仕事を引き受ける前にしっかりと調べることが大切です。
必ず受注先の評価やコメント内容を確認し、可能な限り高い評価を持つ案件を引き受けるようにしましょう。
目安としては、評価が星4.6以上であれば、トラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。
依頼内容を確認すること
Webライターと発注元との意思疎通がうまくいかない場合、トラブルになることがあります。
依頼された仕事の詳細を理解し、納得のいく契約を結ぶために、契約前に下記のような点を確認しましょう。
- 仕事の進め方
- 依頼された業務内容
- 報酬が発生する業務範囲
- 報酬金額
- 納期
契約前に質問すべき点や確認すべきことがあれば、遠慮なく聞いて確認しましょう。
コミュニケーションを徹底すること
発注先とトラブルを避けるためには、コミュニケーションを徹底することが重要です。
以下の項目は契約前に詳しく確認し、話し合う必要があります。
- 文字数(文字数不足は論外です)
- 文字単価
- キーワード調査
- 文章の見出し構成
- 画像選定(画像は先方が用意してくれる案件が多いです)
- 文字の装飾ルール
- 納品方法(WordなのかGoogleドキュメントなのかなど)
- 表記ルール (文字のひらきやですます・である調などの違い)
- 検索キーワード(どのキーワードで上位表示を狙うかを聞いておく)
記事の構成や、提供すべき画像など、依頼内容の範囲をしっかり確認しましょう。
作業中に疑問が生じた場合でも、ささいなことでも発注先に確認し、相談することが重要です。これによってトラブルを未然に防ぐことができます。
会話記録を保存すること
メールやチャットなどでやり取りした履歴は、削除するのではなく保存しておくべきです。
保存することによって、お互いの意見や認識にずれがあった場合でも確認でき、言った・言わないに関する問題を回避できます。
もしトラブルが発生した場合でも、保存された履歴を第三者に確認してもらうことで、解決につながる可能性があります。
念のため、保存した履歴は仕事が終わってからも一定期間保管することをおすすめします。
トラブルが起こらない保証はないため、予防策として履歴を保存することが重要です。
クラウドソーシングサイトに相談すること
商品やサービスの購入を強要されたり、トラブルに巻き込まれた場合は、作業を始める前にクラウドソーシングサイトに相談しましょう。
報酬が支払われなかった場合でも、クラウドソーシングサイトに相談することで、報酬を回収できる場合があります。
もし発注者がサイトの規約に違反している場合は、クラウドソーシングサイトが契約の解消手続きを仲介することもできます。
問題が発生する前に、違和感があった場合は早めにクラウドソーシングサイトに報告・相談することが大切です。
また、トラブルを避けるためには、発注者が誠実な人物かどうかを見極める必要があります。
初心者の方は心配かもしれませんが、慎重に対応することで見極めることは可能です。
次に、悪質な発注者の特徴を知り、見極める方法を学びましょう。
WEBライターがトラブルを「未然」防止する3つの方法
- 追加・変更・削除要求が多い発注先
- ビジネスマナーが終わってる
- 返信が1週間以上かかる
それぞれ解説します。
追加・変更・削除要求が多い
依頼先が契約外の追加注文や依頼、あるいは依頼内容にない要望をする場合や、繰り返し注文を追加する場合には、注意が必要です。
作業に着手する前に、報酬金額を提示し、依頼先が納得した上で業務を引き受けるようにしましょう。トラブルを避けるためにも、コミュニケーション不足や認識不足を避けるため、確認を怠らないように注意しましょう。
ビジネスマナーが終わってる
仕事の募集や依頼内容の文章、やり取りの会話文でビジネスマナーが感じられない場合には、注意が必要です。
例えば、友達のような馴れ馴れしい話し方や、仕事に関係ない内容の場合は、その人の仕事に対する責任感が低い可能性があります。トラブルを避けるためにも、そのような人との取引は避けるようにしましょう。
返信に1週間以上かかっている
Webライターと発注先との連絡は、メール、Chatwork、サイト内のメッセージなどを利用して行われます。
発注先がある程度の都合や時間差で返信が遅れる場合は仕方がないことですが、あまりにも返信が遅い場合は注意が必要です。
もし発注先が前もって遅れることを連絡してくれるのであれば、問題はありません。しかし、1週間以上も連絡がない場合には、「悪質な可能性がある」と疑う必要があります。
WEBライターのよくある7つのトラブルと対処法を現役ディレクターが解説!:まとめ
本記事では、「WEBライターのよくある6つのトラブルと対処法」について解説しました。
WEBライターを始めたばかりで「トラブルが怖い」と悩んでいる方は、本記事が参考になれば幸いです。
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