「句読点の正しい打ち方を知れば、文章がぐっと読みやすくなる!」
- 「句読点の打つ位置はこれで合っているのかな?」
- 「句読点の打ち方に正しいルールはあるのかな?」
- 「どうやったら読みやすい文章になるんだろう」
というお悩みをお持ちではありませんか?
そこでこの記事では句読点の打ち方がわからないというお悩みを、現役WEBライターの観点から解決します。
具体的には
- 句点の正しい打ち方、ルール
- 読点の正しい打ち方、ルール
の順番にご紹介していきます。
5分くらいで読めますし、句読点の打ち方に関するお悩みが劇的に改善される可能性が高いので、まずはご一読を!
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句点「。」の正しい打ち方、ルール
句点は「。」のことを指し、「くてん」と読みます。
原則は、文章の終わりに付けるのがルール。
目安として50〜80文字程度で句点を打つと、読みやすくなると言われています。
句点の使い方の例外ルールをいくつか見ていきましょう。
タイトルや見出しなどの短い文章には使わない
上記の見出しも文章になっていますが、句点は使っていません。
もともと句読点は読みやすくするために打つものです。
タイトルや見出しは文章になっていたとしても続けて読むものではないので、必要がないと言われています。
またWEB記事において大事なのは、検索エンジンで上位に表示されること、つまりSEOです。
タイトルの限られた文字数の中に、関連するキーワードを簡潔に入れ込むことで検索ヒットを目指していく必要があります。
そのようなSEOの観点からも、タイトルに句点は付けないほうがいいですよね。
「モーニング娘。」のように、インパクトをもたせるためなど特別な目的がある場合の使用は例外です。
「」がある場合は文末に使わない
主に会話文で使われるカギ括弧「」の中の文末には、句点を打ちません。
記号が連続してしまうと、読みにくくなってしまうためです。
【例】
× 私は「この問題はむずかしい。」と文句を言った。
○ 私は「この問題はむずかしい」と文句を言った。
これは無意識では間違えやすいポイントではないかと思います。
カギ括弧内に複数の文章がある場合、最後の文末の句点だけ省かれます。
感嘆符や疑問符の後には句点を打たない
感嘆符「!」や疑問符「?」の後には、句点は打ちません。
感嘆符や疑問符は句点の役割も兼ねていること、記号が続くと読みにくいことがその理由です。
【例】
× とてもいい試合だった!。
× 明日の試合は雨でも行いますか?。
不自然に感じる方も多いと思うので、間違えることは少ないかと思いますが、これも基本です。
()の使い方によって前後に使う
カギ括弧同様、マル括弧の中にも原則句点は打ちません。
【例】
× (添付資料を参考にしてください。)
○ (添付資料を参考にしてください)
文末にマル括弧がくる場合、使い方によって句点をマル括弧の前後どちらに打つかが決まります。
文末に注釈をマル括弧として付ける場合、句点はマル括弧のあとに打ちます。
【例】
お問い合わせ窓口は、午前10時~午後5時までです(土日祝を除く)。
注釈部分は前の文章を補足するものであるため、そこまでが1つの文章とみなされます。
そのため、文章の最後に来るべき句点は、マル括弧のあとに打ちます。
マル括弧の中が引用や出典、著者名などを表す場合には、句点はマル括弧の前に打ちます。
【例】
私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したのだ。(ココ・シャネル)
大谷は最後の打者を空振り三振に打ち取り、勝利を決め、大会MVPを獲得した。(××新聞)
この場合のマル括弧内は文章の一部ではないので、マル括弧の前に句点を打ちます。
読点「、」の正しい打ち方、ルール
読点は「、」のことを指し、「とうてん」と読みます。
文章を読みやすくしたり、内容を正しく伝えたりするために使用します。
多くても少なくても文章が読みにくくなるので、適切な使用を心がけましょう。
1つの文章の中に1〜2個の読点があることが、望ましいと言われています。
大まかに次の3つのタイミングで使うとされています。
- 間をとるところ
- 文を区切るところ
- 誤読を防ぐところ
では、細かいルールをご紹介します。
名詞が連続、並列する場合に打つ
名詞が続く場合には、読点で結びましょう。
なぜなら名詞を読点でつなぐことで、並列であることがわかりやすくなるからです。
下記の例で、助詞ですべてつないだ場合と比較してみましょう。
【例】
× 申込書に名前と住所と電話番号を記入してください。
○ 申込書に名前、住所、電話番号を記入してください。
すべてを助詞でつないだ場合と比べ、文章がすっきりと読みやすくなりました。
名詞の間に読点を打つことで、一目で必要な項目を理解することができます。
また、最初の名詞の後には「や」もしくは「と」を使うことも可能です。
【例】
○ 畑には、桜、梅、たんぽぽ、チューリップが咲いていた。
○ 畑には、桜や梅、たんぽぽ、チューリップが咲いていた。
上記の例のように、文章の語感によっては、助詞を1つ使うことも効果的です。
すべてを読点で区切ったものとくらべて、少し印象が変わります。
やわらかい雰囲気をもたせたい、最初の2つには少し共通項がある、など文章の特性によって使い分けていきましょう。
打ち方に迷う場合は、音読してみることをおすすめします。
また最後の名詞のあとには読点を打ちませんので、注意しましょう。
【例】
× 好きな食べ物はカレーライス、ハンバーグ、スパゲッティ、グラタン、です。
○ 好きな食べ物はカレーライス、ハンバーグ、スパゲッティ、グラタンです。
同じ種類の文字が続くときに打つ
漢字・ひらがな・カタカナ、同じ種類の文字が続くと読みづらくなるので、読点で区切りましょう。
【例】
× 季節柄着物姿の女性を多く見かける。
○ 季節柄、着物姿の女性を多く見かける。
漢字が続くとどこまでが1つの単語かわかりづらく、意味を判別するのに時間がかかります。
文章をぱっと見た際にも、文章がごちゃついているのがわかりますよね。
同じようにひらがなが連続した文章も、読みづらくなります。
【例】
× そのためだけにただただ頑張って働く毎日だ。
○ そのためだけに、ただただ頑張って働く毎日だ。
こちらも読点を打つことで、ぐっと読みやすくなることがわかりますよね。
また読点がなくひらがなが続くことで、誤読につながってしまうのが下記の例です。
【例】
× ここではきものを脱いでください。
○ ここで、はきものを脱いでください。
よくトンチなどで使われる文章ですが、読点のない文章だと「ここでは、きものを脱いでください。」とも読めてしまいます。
適切に読点を打つことで、読みやすく、正しい意味が伝わる文章になります。
主語が長いときに打つ
長い主語のあとに読点を打つことで主語が明確になり、読みやすくなります。
【例】
× 年度末の連日の長時間残業で疲れた私はコンビニでビールを買った。
○ 年度末の連日の長時間残業で疲れた私は、コンビニでビールを買った。
この文章を解体すると、主語が「私は」で述語が「買った」だということがわかります。
しかし読点で文章が区切られていないと、主語と述語の境目が曖昧な印象を受けませんか?
主語のすぐ後に読点を打つことで主語が明確になり、一目で文章の内容を把握することができます。
しかし短い主語の後に読点を打つと、逆に読みにくく稚拙な印象になってしまうので注意が必要です。
【例】
× 私は、会社員です。
○ 私は会社員です。
このように短い文章では、読点がなくても文章を一目で把握できます。
「文章を読みやすくする」という読点の目的を果たしていないので、読点を打たないほうがいいと言えます。
逆接助詞の後に打つ
逆説の助詞「が」「けれど」「でも」などのあとに読点を打つことで、読者に逆説を強調できます。
【例】
× たくさん勉強したが試験に落ちてしまった。
○ たくさん勉強したが、試験に落ちてしまった。
読点があることで、読点の前後で文脈が反転していることがわかりやすくなります。
「しかし」や「だが」といった逆説の接続詞のあとに打つことでも、文意を強調することができます。
【例】
土曜日は運動会だった。しかし、雨で中止になってしまった。
短文の場合には必ずしも必要なわけではありませんが、文意を理解しやすくなります。
感嘆詞の後に打つ
感嘆詞とは、感動、応答、呼びかけを表すもので、感動詞とも言います。
【例】
ああ、それはミーティングで使う資料です。
いいえ、私は明日出勤ではありません。
感嘆詞の後に読点がないと文章がつながってしまい、とても読みにくい文章になってしまうので気を付けましょう。
修飾語を明確にするために打つ
読点を打つことで、修飾語と被修飾語の関係を明確にすることができます。
下記の2種類の例文を見てみましょう。
【例】
私は、嬉しそうに彼が走るのを見ていた。 | 「嬉しそうに」は「走る」を修飾しているので、嬉しそうにしているのは「彼」 |
私は嬉しそうに、彼が走るのを見ていた。 | 「嬉しそうに」は「見ていた」を修飾しているので、嬉しそうにしているのは「私」 |
私は嬉しそうに彼が走るのを見ていた。 | 「嬉しそう」なのが誰なのか、この文章だけでははっきりしない。 |
彼と友達のケイくんが、家に遊びに来た。 | 「ケイくん」に「彼と友達の」まで係るので、遊びに来たのは「ケイくん」1人。 |
彼と、友達のケイくんが家に遊びに来た。 | 「ケイくん」に係るのは「友達の」だけなので、遊びに来たのは「彼」と「ケイくん」の2人。 |
彼と友達のケイくんが家に遊びに来た。 | 遊びに来たのが誰なのか、この文章だけでははっきりしない。 |
読点を打つ場所によって、文意が変わってしまうことがわかると思います。
またこの2つの例文に読点がない場合、どちらの意味にも読み取れてしまいますよね。
正しい文意を伝えるために、読点を適切な位置に打つことが重要なことがわかります。
会話文の終わりには打たない
会話文のカギ括弧「」のあとに、読点は打ちません。
句点と同様に、記号が続くことで文章が読みづらくなってしまうからです。
【例】
× 彼は「この料理はおいしい」、と言った。
○ 彼は「この料理はおいしい」と言った。
逆にカギ括弧を使用しない場合は、読点で会話文を示すこともできます。
【例】
この料理はおいしい、と彼は言った。
状況に応じて使い分けをすることができるようになりましょう。
条件や理由を説明する語句の後に打つ
条件や理由の後に読点を打つことで、わかりやすい文章になります。
なぜなら、読点の前後で原因と結果の関係性が明確になり、メリハリのある文章になるからです。
【例】
もしテストで満点が取れたら、明日ゲームを買ってもらえる。
雨が降っていたので、今日の試合は中止になってしまった。
読点があることで、文章の前半の条件・理由によって、文の後半の結果が起きる因果関係がはっきりとします。
【例】
× もしテストで満点が取れたらゲームを買ってもらえる。
上記のように一続きの文章にしてしまうと、どこで文章が区切られているのかがわかりづらくなります。
わかりづらい文章は読み手にとってストレスになり、最後まで読んでもらえない原因となるので気を付ける必要があります。
音読した際に息継ぎするタイミングで打つ
読点を付ける場所に悩んだ場合、文章を音読してみることをおすすめします。
声に出して読んでみて、息継ぎする場所、テンポよく読める場所に読点が打たれていれば、大丈夫です。
息継ぎする場所がなく読みにくい場合には、読点を増やしましょう。
【例】
× 毎日雨が続いているのでお花見もできないうちに桜が散ってしまった。
○ 毎日雨が続いているので、お花見もできないうちに桜が散ってしまった。
また読点が多すぎても、読みにくくなってしまうことにも気づけると思います。
読点の多い文章を音読してみると、子どもの話し言葉のようになってしまいます。
【例】
× 私と、一緒に、買い物に、行きましょう。
○ 私と一緒に、買い物に行きましょう。
一息で読める部分には読点は必要ありません。
音読してみることで適切な読点に気づくことができるので、文章を最後まで書き終えたタイミングで一度音読してみることをおすすめします。
自分で読み上げるのが大変な場合は音声読み上げソフトを使用し、自分は聞きながらチェックできます。
Wordなどにも音声読み上げツールはありますので、ぜひ利用してみてください。
まとめ
この記事では、句読点の打ち方を解説してきました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
↓まとめの内容
- 句読点は読者に読みやすく読んでもらうために使おう
- 句点は原則文章の最後に打つが、一部例外がある
- 読点の正しい打ち方にはルールがある
- 読点の打つ位置で迷った場合は、音読してみよう
- 句読点を適切に打つと、文章の意味がきちんと伝わる
今回は、句読点の打ち方すべてお伝えさせていただきました。実体験をもとにした、本当に役立つ句読点の使い方なので、ぜひ参考にしてください。
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