まとめの文章はサイトの収益にも関わる重要ポイント。ただなんとなく書くだけでは損していますよ!
- 「本文を読めば内容は伝わるし、まとめ文章は必要ないのでは?」
- 「効果的なまとめ文章の書き方とは?」
- 「まとめの文章がうまく書けない!どどうしたら良い?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、そんなWEBライティングのまとめ文章に関するお悩みを解決します。
具体的には
- まとめ文章とは?
- まとめ文章の目的
- まとめ文章の書き方のコツ
- まとめ文章の例文
の順番にご紹介していきます。
すぐにでも使える例文を紹介しますので、今まさにまとめの文章が書けなくて悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
まとめ文章とは
まとめ文章とは、記事の情報を整理する締めくくりの部分です。
WEBライティングには基本の型がある
WEBライティングは、ただやみくもに文章を書けば良いわけではありません。
導入文(リード文)・本文・まとめといった基本的な型があります。
それぞれの役割は以下のとおりです。
導入文(リード文) | 読者の興味を惹いて本文へ誘導する |
本文 | 記事の主要な内容をわかりやすく伝える |
まとめ | 情報を総括し、伝えたいことを強調する補足説明や記事を読んだ結果どう行動したら良いかを書く |
この型を使うことで読者に伝わりやすい文章が書けます。
SEO対策(検索エンジン最適化)においても、読者ファーストで品質の良いコンテンツを作ることが必要と言われています。
WEBライティングの全体的な書き方について、もっと詳しく知りたい方は『WEBライティングの書き方:初心者WEBライターに向けて手順を解説』をご覧ください。
まとめ文章の役割、目的
まとめ文章の目的は、情報整理と行動喚起です。
わかりやすいまとめを書くことで、読者が混乱せずうまく情報を落とし込むことができます。
記事を読んだ後どう行動したら良いか示す部分でもあり、広告クリックやサイト内の回遊にも繋がります。
つまり、まとめ文章には読者の満足度を上げたりリンクのクリックで収益に繋がる重要な役割があります。
情報整理
文章を読んだとき、「結局何が言いたかったんだろう?」と疑問に思うことはありませんか?文章が特に長くなると、せっかく有益なことがたくさん書いてあっても読み終わった頃にはよく覚えていないなんてことも。
まとめ文章で重要ポイントを繰り返すことで、伝えたいことが読者の印象に残りやすくなります。
WEBライティングの文章は流し読みされることが多いです。実際、私もWEB上で調べものをするときには、スクロールしながらざっくり見て必要なところとまとめしか読まないことが多いです。
スクロールで流し読みした読者にも内容を印象に残すため、まとめは重要。
悩みを持った読者の疑問を解決し、しっかり納得してもらうためにわかりやすいまとめ文章を書きましょう。
CTAに誘導させる
CTA(Call To Action)とは、読者を具体的な行動へと誘導すること。
行動喚起とも呼ばれ、WEBサイト上では商品購入やサービスの申し込みなどのボタンをクリックすることがこれにあたります。
商品紹介の記事では『まずは無料サンプルをお試しください』と申込ボタンが設置されていることがよくありますよね。
ブログの場合は『この記事が良いなと思ったら読者登録をお願いします』と誘導したり、『もっと知りたい方はお気軽にお問合せください』とメッセージリンクをすすめたりします。
このような行動喚起は、まとめ文章に組み込むことで自然な流れで誘導できます。
リンクへの誘導はサイトの収益にも繋がる重要ポイント。
強くおすすめしたくなるところですが、読者に不快感を与えてしまわないように注意しましょう。
強要して売り込むよりも、読者の満足度を第一に考えた方がリピーター獲得に繋がります。
自然な流れでそっと背中を押すようにしましょう。
また、サービスなどの申し込みに直結しない記事でも、まとめ文章に行動喚起を入れられます。
たとえば、ビジネスやダイエット、料理などのノウハウ系記事の場合。
具体的な例文は以下のとおりです。
『さっそく始めて〇〇を目指しましょう!』
『この方法を試してみてください。〇〇になりますよ!』
『この方法をやってみた方は、ぜひコメント欄で感想を教えてください』
このように、収益に直結しない記事でも読者におすすめの行動を提示できます。
そもそも、WEBライティングの文章は最後まで読んでもらえることが少ないと言われています。
最後まで読んでくれた読者は、そのキーワードについて強く悩んでいたり、熱心に知りたいと思っている可能性があります。
読んだ後、どうすれば良いのかを明確にして実際に行動をとってもらい、満足度を上げましょう。
まとめ文章の書き方のコツ
「まとめの文章が重要なのはわかったけど、実際どうすれば書けるの?」と疑問に思った方へ。
書き方のコツを解説します。
締めくくりの表現を使う
締めくくりの文章を使うことで、読み手に「そろそろ終わるな」と伝わり自然な流れができます。
例として、以下の文章があります。
- 今回は〇〇について解説しました。
- 最後までお読みいただきありがとうございます。
- 〇〇についてのお悩みが解決できれば幸いです。
- 本記事の方法をぜひ試してみませんか?
締めくくりの文章は記事全体の印象も左右します。良い印象で締めくくることでサイトのファン獲得にも繋がる可能性があるため、最後まで読んでくれた読者へ感謝の気持ちを込めて、丁寧に書きましょう。
行動を促す文章を使う
記事を読んだ後、どう行動すれば良いか具体的に提案しましょう。
例文は以下のとおりです。
- 〇〇で困ったときは本記事を参考にしてみてください。
- 〇〇に悩んでいる方はぜひ試してみてください。
- ブックマークに保存してマニュアルとして活用してください。
- 〇〇についてもっと知りたい方は会員登録をお願いします。
行動にプラスしてベネフィットも提示できれば、さらに読者の行動を後押しできます。
ベネフィットとは、利益のこと。
ベネフィットの例は以下のとおりです。
- 本記事を参考にぜひ試してみてください。〇〇になりますよ!
- 〇〇すれば劇的に〇〇になる可能性があります!
このように、行動を起こしたことでどのような素晴らしい結果が待っているのかを書けば説得力が増します。
ただし、誇張表現には注意!
宣伝しすぎて読者が不快に感じたり、根拠のない利益を提示して信頼を失ったりしないように気を付けましょう。
実際に利用していないのに嘘の体験談を書くのは絶対にNG。
嘘や大げさすぎる商品紹介は『景品表示法』によって禁止されています。
商品・サービスの品質や価格について実際よりも著しく優良又は有利と見せかける表示が行われると、消費者の適切な商品・サービスの選択が妨げられてしまいます。このため、景品表示法では、一般消費者に商品・サービスの品質や価格について、実際のもの等より著しく優良又は有利であると誤認される表示(不当表示)を禁止しています。
引用:消費者庁ホームページ『事例でわかる景品表示法』より
クリックを誘いたいからといって大げさすぎる利益を提示しないように気を付けましょう。
サイトの収益を出すことも大切ですが、読者の満足度を上げることが一番大切です。
200文字前後で簡潔にまとめる
※まとめ文章は200文字前後でまとめるのがおすすめ。
長すぎると飽きてサイトから離れてしまったり、結局何が言いたいのか伝わらないことがあります。
逆に短すぎると、伝えたいことがしっかり書けない可能性も。
必ずしも200文字である必要はありませんが、記事のポイントをわかりやすく簡潔にまとめる目安として参考にしてください。
文章が長くなってしまう場合は、太文字やカラーテキストを使うなど工夫して読みやすくしましょう。画像を挿入して興味を惹くのも良いです。※
記事の後半まで読んでくれた読者に最後のまとめをスルーされてしまってはもったいないですよね。サイトから離れる前に、まとめ文章で今一度立ち止まってもらえるよう工夫しましょう。
目安として、この段落の※印間が約223文字です。このくらいのボリュームで書くことを意識してみてください。
見出しを参考にして内容を要約か箇条書きにする
見出しを参考にして、必要なポイントをピックアップしてみましょう。
ピックアップしたポイントを要約し、200文字程度の文章になればまとめの完成です。
簡潔にまとめるのが難しい場合は、箇条書きにするのがおすすめ。
見出しは、ざっくり読んだだけでもだいたいの内容がわかるように作ってありますよね。
見出しごとに1行〜2行の箇条書きで内容をまとめれば簡単にまとめ文章が作れます。
もし見出しを参考にしてもうまく内容が伝わらない場合は、見出しを考え直した方が良い場合があります。
見出し・本文・まとめに内容のブレがないか再度確認してみましょう。
まとめの文章例
テンプレとして使えるまとめ文章の具体例を紹介します。
設定したキーワードを今一度思い出し、まとめの文章に取り入れればSEO対策にもなりますので意識してみてください。
また、読者登録などサービスの申し込みに誘導したい場合は最後にリンクを貼るのがおすすめ。
『このサイトでは〇〇の役に立つ記事を更新しています。参考になるなと思った方はぜひこちら(登録リンク)から登録をお願いします。』
など、自然な文章で登録リンクへ誘導しましょう。
ノウハウ系
ビジネスや料理、美容などノウハウ系記事でのまとめ文章では、やり方を簡単におさらいするのがおすすめ。
具体的な例文は以下のとおりです。
今回は〇〇の方法について解説しました。ノウハウの手順をおさらいすると以下のとおり。
- 〇〇〇
- 〇〇〇
- 〇〇〇
まずはこの手順でやってみてください。簡単に〇〇できるようになりますよ。
××についてもっと詳しく知りたい方は『××(サイト内リンク)』の記事をチェックしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
関連記事のリンクを貼って誘導することで、サイト内の回遊も期待できます。
読者が興味を持ってくれそうな記事をピックアップして紹介しましょう。
レビュー系
レビュー系の記事では、ほとんどの場合商品購入やサービスの申し込みへの誘導が目的となります。
行動喚起を意識したまとめ文章にしましょう。
今回は〇〇について実際に利用した人の声をもとに紹介しました。
- 〇〇〇
- 〇〇〇
- 〇〇〇
といった評価の高いレビューがほとんどでした。
一部の利用者からは××といった口コミもあったため、△△な人は注意が必要です。
××を気にしない方はぜひ、試してみてください。
〇〇が〇〇になりますよ!(ベネフィット)
最後にベネフィットを提示することで、行動するか悩んでいる読者の背中を押すことができます。
自分も実際に利用したサービスの場合は、『私も〇〇が〇〇になりました』のように実際の体験談を加えるとさらに良いでしょう。
幅広く使えるまとめ文章のテンプレ
ジャンルを問わず幅広く使えるまとめ文章のテンプレを紹介します。
今回は〇〇について解説しました。まとめは以下のとおりです。
- 〇〇〇
- 〇〇〇
- 〇〇〇
本記事を参考にしてぜひ試してみてください。〇〇でお悩みの方のお力になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらはどのような系統のWEBライティング文でもまとめ文章として使えるシンプルなものです。
慣れてきたらぜひオリジナルの文章を追加してアレンジしてみてください。
WEBライターが知っておきたいまとめ文章の書き方を徹底解説!:まとめ
この記事ではまとめの文章の書き方について解説してきました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- まとめの文章をしっかり書くことで読者満足度のアップやCTAへの誘導が期待できる
- まとめの文章には締めくくりの文章、行動を促す文章を入れる
- 200文字前後でまとめることで読みやすい文章となる
- 書き方に悩んだら見出しを参考にしてまとめてみよう
今回は、まとめ文章の書き方についてすべてお伝えさせていただきました。本当に役立つノウハウなので、ぜひ参考にしてください。
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