WEBライティングとは、「WEBを閲覧するユーザーと検索エンジンの双方にとってわかりやすいライティングの技術」のことです。(検索エンジンとは検索ボックスの入力キーワードに関連する情報をインターネットで公開されている世界中のWebサイトから探し出すシステムです)
WEBを閲覧するユーザーはほとんどはGoogle検索で記事を読みます。
Google検索での記事(WEBライティングはこちら!) | 新聞・雑誌・映画、ラジオなど | |
目的 | すぐに答えを知りたい。流し読み。 | じっくり理解を深めたい。 |
かける時間 | 数秒〜数分 | 数十分〜数時間 |
費用 | 無料 | 有料 |
WEBを閲覧するユーザーはあなたのページを「読みたい!」と思って読むわけではありません。
実際に、あなたがGoogle検索で記事を読むときはどんな感じでしょうか。一文一文読むというよりザザザッとスワイプしてすばやく読みますよね。
そして、1つの記事だけでなく複数の記事を流し読みすることもあります。また、読み込みが遅い、文章が読みづらいといったストレスがたまる記事も同様にすぐ読むのをやめた経験は誰しもがあるはずです。
WEBライターの使命は「読者に離脱されずに役に立つ記事を提供しつつ、読者の人生の質を上げること」に尽きます。
WEBライターのライティング基礎
細かいポイントが多いですが、少しずつ頭に入れていきましょう・・・!
、」を使うタイミング
「、」を使うタイミングで文章の意味が大きく変わってしまう、あるいは複数の意味にとれてしまうことがあるので注意しましょう。
安易に使いがちですが、これから解説することをぎゅっとまとめると「意味が1つに特定できて読みやすい」を意識すれば間違えることはありません。
名詞が連続、並列する場合に打つ
× 申込書に名前と住所と電話番号を記入してください。
○ 申込書に名前、住所、電話番号を記入してください。
名詞の間に読点を打つことで、一目で必要な項目を理解できます。
修飾語を明確にするために打つ
彼と友達のケイくんが、家に遊びに来た。 | 「ケイくん」に「彼と友達の」まで係るので、遊びに来たのは「ケイくん」1人。 |
彼と、友達のケイくんが家に遊びに来た。 | 「ケイくん」に係るのは「友達の」だけなので、遊びに来たのは「彼」と「ケイくん」の2人。 |
彼と友達のケイくんが家に遊びに来た。 | 遊びに来たのが誰なのか、この文章だけでははっきりしない。 |
上記は極端な例になりますが、「、」を感覚でつけがちな方はこの機会にぜひつけるタイミングを意識してみてください。
同じ種類の文字が続くときに打つ
× 季節柄着物姿の女性を多く見かける。
○ 季節柄、着物姿の女性を多く見かける。
「、」が続くことで漢字が重なって読みづらくなってますね。
合わせて覚えて欲しい点が「WEBの文章は漢字は少なめにしよう」です。
なぜなら、漢字が重なると読者にストレスが溜まってしまい、離脱されるリスクが上がってしまうからです。
主語が長いときに打つ
× 年度末の連日の長時間残業で疲れた私はコンビニでビールを買った。
○ 年度末の連日の長時間残業で疲れた私は、コンビニでビールを買った
主語と述語を「、」で区切ることで文章が読みやすくなります。
逆接助詞の後に打つ
× たくさん勉強したが試験に落ちてしまった。
○ たくさん勉強したが、試験に落ちてしまった。
逆説助詞の前後を「、」で区切ると読みやすくなります。
冗長表現を避けよう
冗長表現とは不要な表現による読みにくい文章、長いだけの文章のことを言います。
よくある冗長表現 | 間違い | 正しい |
〜することができる(頻出) | 料理することができる | 料理できる |
〜という(頻出) | スポーツという語源には〜 | スポーツの語源には〜 |
〜の〜の(頻出) | 英語の成績のトップは〜 | 英語の成績トップは〜 |
二重敬語 | させていただきます | いたします |
重複(頭痛が痛いなど) | しかし逆に言えば、 まず第一に | しかし or 逆に言えば まず or 第一に |
意味のない言葉(頻出) | 基本的に早起きは大事。 | 早起きは大事。 |
上記の頻出は特に多いです。冗長表現は修正される案件がほとんどです。
〜することができる
× 私はうまく話すことができる
◯ 私はうまく話せる
私が記事添削を行う際にぶっちぎりで修正しているのが「〜することができる」です。その次に「〜という」。
二重敬語
× させていただきます
◯ いたします
× お帰りになられました
◯ お帰りになりました
二重否定
× できないわけではない
◯ できる
不要な語句
× 一般的に良いと言われています。
◯ 良い
× 基本的に素晴らしい
◯ すばらしい
重複
「頭痛が痛い」もこの部類に入ります。
× まず初めに〜
◯ 初めに〜
× 約1か月ほど前に
◯ 1ヶ月ほど前に
◯ 約1ヶ月前に
〜という
記事の添削でよく修正する語句が「〜という」です!
× わたしはチューリップという花が好きだ
◯ わたしはチューリップが好きだ
「の」の多用
「の」の使用は多くて2回までにしてください。3回以上使うと一気に読みづらくなります。
× 伝統の和菓子の観光地の京都のわらび餅が有名です。
◯ 伝統な和菓子の観光地である京都のわらび餅が有名です。
いろんな表現があって面食らったかもしれません。「ルールを1つ1つすべて守らなきゃ」と勉強熱心な方ならそう感じられたかもしれません。
しかし、これらのルールは突き詰めると「読者にわかりやすく役に立つ情報を届ける」ことに尽きます。
極端なことを言えば、少し冗長表現が混ざったとしても「読者に役に立つ情報を届けている良質なコンテンツ」であればなんら問題はありません。
また、よくある悩みに「文章をうまく執筆できない」といった悩みをよく聞きます。
しかし、「うまい文章とは何でしょうか?」小説家が舌を巻くほどのこねくり回した表現?
いえ、うまい文章は誰にでも執筆できます。それは「主張→理由→具体例(根拠)→結論」で執筆することです。(PREP法)
細かい文章テクニックは放っておいて「主張→理由→具体例(根拠)→結論」で執筆してみてください。
なぜなら、それだけでうまい文章を執筆できるからです。ぜひ試してみてください。
実は読まれる文章は「上手い表現を使う必要は一切なく、」総じて「凡庸」です。
結論→理由→具体例→結論の順で書く(PREP法)
先ほど説明したPREP法ですね。
PREP法を一言で説明すると、「はじめに要点(結論・主張)を伝えてから、結論にいたった理由を述べ、具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)を紹介し、最後に要点を再度繰り返す」というように、
要点を繰り返しながら、理由と具体例を組み合わせて説明するという手法。
例えば、「タバコを吸わない方が健康に良い」という結論を伝える場合、PREP法では以下のように表現します。
結論: P:段落の主題となる主張や結論を示す。タバコを吸わない方が健康に良い
理由: R:なぜそうなのか理由を述べる。タバコは、喫煙者の肺がんの発症率を高めるとされている。また、タバコは、心臓病や脳卒中などの様々な病気を引き起こす原因とされている。
具体例: E:裏付けとなる例や証拠を挙げる。最近の調査によると、タバコを吸わない人は、喫煙者に比べて肺がんの発症率が低いことが分かっている。さらに、タバコを吸わない人は、心臓病や脳卒中の発症リスクも低いことがわかっている。
結論:P:最初に述べたポイントを繰り返してまとめる。よってタバコを吸わない方が健康に良いことがわかります。
以上のように、結論、理由、具体例を使って、タバコを吸わないことが健康に良いというメッセージを伝えられます。
下の接続詞が使われることが多いので、もう一つ作ってみましょう!
P:〜は、答えは、結論からいえば、端的にいえば、〜です
R:なぜなら、その理由は、というのも、それは、〜というのが理由です
E:たとえば、具体的には、データでは、実際に、事実、
P:このように、したがって、以上から、
例えば、これで 「WEBライター 始め方」で書き始めると以下のようになる。
端的に言えば、WEBライターを始めることを強くおすすめします。
なぜなら、WEBライターは副業として始める主婦・学生・サラリーマンの方が急増しており、スキマ時間でも始やすくなっているからです。
実際に、〇〇統計ではWEBライターを始める人が2020年と比べて〇〇人増加しています。
したがって、これを読んでいる方にもぜひWEBライターを始めてみてはどうでしょうか。
これだけで、論理的な文章が簡単にできるのでライター初心者はぜひとも取り入れてください!
指示語を使い過ぎていないか
これ・それ・あれ・どれ・ここ・そこ・あそこなど・・・
文章では、口語と異なり、これが指していることを指し示す必要があります。
ただ、多少の使用であれば問題ありません。多用すると文章が迷子になって執筆者のスピードにも支障が出るので、意識して損はありません!
私の隣のクラスに好きな子がいる。そして好きな子の友達から聞いた話なんだが、実はその子も好きな人がいるらしい。
私はその友達を呼び出し、こう伝えた。「その好きな人は誰?」
友達は答えた。「A君だよ」
私はがっくりした。「A君はバスケ部のキャプテンで勉強もできる人望も厚い人気者だからだ」
「今すぐその子に思いを伝えなよ」とその友達はいった。
おそらくスラスラ読めた方も多いでしょうが。
一瞬、「その子って誰だ?」ってなった方も多いでしょう。
離脱される原因は基本、このストレスの積み重ねといって良いでしょう。
「読み込みが少し遅い」
「文章が少し読みにくい」
そんな気分屋で気まぐれに読者は読み進めるか決める。何時間作成したコンテンツも、少しの文法ミスで離れていってしまうほどもったいないことはない。
WEBライターで使われる3種類のカッコ
WEBライターで使われる括弧は以下の3通りです。
括弧は全角を使用することが多く、括弧とじの前の句読点は省略します。
1. ():まる括弧
2. 「」:かぎ括弧
3. 『』:二重かぎ括弧
- ぼくはWebライティング(特にブログ)が好きです:半角かっこ
- ぼくはWebライティング (特にブログ) が好きです:半角かっこ+半角スペース
- ぼくはWebライティング(特にブログ)が好きです:全角かっこ
「」:かぎ括弧
1. 会話文を入れるとき
2. 強調したいとき
3. 引用するとき
『』:二重かぎ括弧
1. かぎ括弧の中で、さらに括弧を使うとき
2. 作品のタイトルや書籍
():まる括弧
1. 「よみがな」を入れたいとき
2. 文章の補足したいとき
『”』はダブルクォーテーション。他の文章から引用していることを示したいとき(引用符)や強調したいときに使います!
「」(かぎかっこ)は、視覚的な読みやすさを与えてくれる
▼ かぎかっこがない例文
校正用語のひらくとじるを知っておこう。校正では、ひらがなで書くことをひらく、漢字で書くことをとじるという。
▼ かぎかっこがある例文
補足だが、校正用語の「ひらく」「とじる」を知っておこう。校正では、ひらがなで書くことを「ひらく」、漢字で書くことを「とじる」という。
漢字を使いすぎない
WEBの文章では「文字をひらく」「文字をとじる」の2つが重要です。
漢字:ひらがなの割合は8:2を意識してください。難しい漢字を使わずに簡単な表現で伝えられるライターは希少性が高いです。
(参考)漢字使用率チェッカー
NG | OK | |
漢字表記 | 所 | ところ |
漢字表記 | 物 | もの |
漢字表記 | 訳 | わけ |
漢字表記 | 毎 | ごと |
漢字表記 | 沢山 | たくさん |
漢字表記 | 何処 | どこ |
漢字表記 | 何故 | なぜ |
漢字表記 | 居る | いる |
漢字表記 | 有る | ある |
漢字表記 | 無い | ない |
漢字表記 | 良い | よい |
漢字表記 | 付く | つく |
漢字表記 | 幾つか | いくつか |
漢字表記 | 出来る | できる |
漢字表記 | 分かる | わかる |
漢字表記 | 是非 | ぜひ |
漢字表記 | とおり | 通り |
漢字表記 | くわしく | 詳しく |
漢字表記 | だんだん | 段々 |
漢字表記 | いろいろな | 色々な |
漢字表記 | さまざまな | 様々な |
漢字表記 | オススメ | おすすめ |
漢字表記 | 1つめ、2つめ | 1つ目、2つ目 |
漢字表記 | 〜且つ | 〜かつ |
漢字表記 | 〜と言う | 〜という |
漢字表記 | 〜して欲しい | 〜してほしい |
漢字表記 | 〜て下さい | 〜てください |
敬語表記 | 〜いたします〜させていただきます | 〜します |
敬語表記 | ~になります | 〜です |
敬語表記 | ~がございます | ~があります |
つの文で1つの意味を表す
【悪い例】
WEBデザイナーにおすすめのツールを紹介していていきますが、メジャーなツールは「すでに知っているよ!」とのユーザーの声も多いので、本記事ではあまり知られていないマニアックなツールも合わせて紹介します。
【良い例】
WEBデザイナーにおすすめのツールを紹介していきます。
メジャーなツールは「すでに知っているよ!」との読者の声も多いです。
それゆえ、本記事ではあまり知られていないマニアックなツールも合わせて紹介します。
上記のように、1つの文に1つの意味。
長い文章を分割することで、読みやすい文章ができあがります。
◎ 開発者がプログラムを更新します。
◎ 私の趣味は、お菓子を作ることです。よくそのお菓子を友人にプレゼントします。
文章が長くあるほど主語と述語がねじれてしまい、文章が読みにくくなるので要注意。
「主語は誰か」「誰目線の文章か」によって、文末を変えることが大事よ。
機種依存文字を使用しない
環境(機種)依存文字とは、WindowsやMacなどのOSやフォントに依存する文字を指します。元々は特定の環境下で使用するために用意されたものでしたが、その文字の影響でサイトが正常に表示されなかったり文字化けを起こす可能性があります。
実案件のマニュアルで機種依存文字の使用が禁止されていることがほとんどです!
丸囲み数字(これは初心者ライターが使いがちなので特に注意!)
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳
ローマ数字
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹ ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅴ ⅵ ⅶ ⅷ ⅸ ⅹ
単位
㎜ ㎝ ㎞ ㎎ ㎏ ㏄ ㍉ ㌔ ㌢ ㍍ ㌘ ㌧ ㌃ ㌶ ㍑ ㍗ ㌍ ㌦ ㌣ ㌫
縦書き記号
纊 鍈 蓜 炻 棈 兊 夋 奛 奣 寬 﨑 嵂 咊 咩 哿 喆 坙 坥 垬 埈
省略文字
№ ℡ № ㏍ ℡ ㊤ ㊥ ㊦ ㊧ ㊨ ㈱ ㈲ ㈹ ㍾ ㍽ ㍼ ㍻ ≡ ∑ ∫
書きたいことを書く場ではない
自分のブログやSNSの発信と大きく異なるのは、Webライティングは自己表現の場ではない点です。
「読み手が知りたい情報を伝える場」です。ライター個人が書きたいことは求められていません。
マインドセットとしては、
「読み手が知りたい情報を、わかりやすく伝えることがすべて」
と覚えておきましょう!
また、Webライティングの主役は「情報」です。情報をわかりやすく伝えるためには、書き手の個性あふれる文章力は、邪魔になる。
小洒落た比喩表現や、ことわざ・慣用句の多用、ウィットに富んだ言い回しなど、書き手の自意識が見え隠れする凝った文章は、敬遠される。
文章力に自信がある人は、PREP法に則って淡々と書かれた文章を読むと、
「単調で、つまらない文章だ」
「自分のほうが、文章がうまい」
と感じるかもしれない。
だが、読者は、こねくり回した文章表現に関心はありません、「文章の中身=情報」に用があるので、淡々と簡潔に情報を書いたほうが、評価されることが多いです。
数字の全角・半角表記を揃える
数字の全角・半角表記をそろえましょう。
悪い例
1.1週間のダイエットで5キロ痩せた。→ 全角と半角が混在。
2.ある文章では1カ月。違う文章では1か月。→ カ月が統一されていない。
良い例
1.1週間のダイエットで5キロ痩せた。→半角で統一。
2.ある文章では1カ月。違う文章でも1カ月。→カ月が統一されている。
数字を使って解説する
読者に響く文章は「定量化」「具体化」が必要です。
- 定量化:効果などを数値化すること。(例:2秒に1回売れたサプリ)
- 具体化:ターゲット層を掘り下げること。(例:朝食を取る時間もない主婦におすすめ)
【悪い例】
あの本はとても分厚いので、読むのにかなり時間がかかりそうです。
【良い例】
その本は厚さが6センチもあり、読むのに12時間くらいかかりそうです。
「成果が上がります」→「売り上げが2.5倍に上がります」
「足が速くなります」→「50mのタイムが0.3秒縮みます」
「稼げるようになります」→ 「文字単価が1円上がります」
修飾語は被修飾語の近くに置く
修飾語:他の文節・単語を詳しく説明する文節
【例】美味しい、綺麗な、可愛い、すごい、大きな などなど
被修飾語:修飾語によって説明される文節・単語
【例】美味しい「みかん」、綺麗な「桜の景気」、可愛い「女の子」の「」内の語
「すごく」昨日会った人は「背が高くて」「面白い」ですね
↓
①昨日会った人は「すごく背が高くて」「面白い」ですね
②昨日会った人は「背が高くて」「すごく面白い」ですね
ちょっと不自然な文章例ですが、ここでの修飾語「すごく」は①「背が高くて」と②「面白い」どちらにもかかる可能性があります。
本当は「すごく面白い」という意味だったのに、先にきている「背が高くて」にかかってしまうと少し意味が変わってしまうんです。
また、修飾語と被修飾語が離れていると無意識に読みづらい・不自然と思われるのであまり良いことがありません。
もう一つ見ていきましょう。
下の悪い例を見ると、三浦さんが「とてもかっこいい」のか、三浦さんの息子が「とてもかっこいい」のか不明瞭です。
副詞や形容詞(とてもかっこいい)は、対応する名詞(息子)とできるだけ距離を近くすると自然な文章になります。
悪い例:とてもかっこいい三浦さんの息子がいます。
良い例:三浦さんの息子はとてもかっこいいです。
箇条書きを積極的に使う
箇条書きを使えるところは何も考えずに使って良い!それぐらい積極的に箇条書きを使って大丈夫です。
Webライターとして稼ぐ方法には、幅広いジャンルで書く方法や特化ライターになる方法、ディレクターになる方法があります。
専門用語には解説を入れる(読者の知識レベルに合わせる)
記事を読んでくれる人が必ずしも専門用語を知っているとは限りません。
よくあるパターンとして、配慮せずに専門用語を使って、読み手を置いてきぼりにしてしまうケースがあります。
▼ 専門用語の例(マーケティング関連の場合)
KPI、CVR、CTR、ROI、LTV、CS
上記の言葉を読者がすぐにわからなければ、記事から離脱されるリスクがある。「KPIとは〜」のようにその都度、解説文を挿入しよう。
金融ジャンルのWebライティングの報酬は、文字単価5円以上が相場です。
Webライティングの報酬形態には、主に文字単価と記事単価があります。一般的なジャンルでは文字単価1円前後の案件もありますが、金融ジャンルでは文字単価5円以上が相場です。
同じ文末を連続させない
連続して同じ文末で終わらせるのは、2回ぐらいであればそこまで不自然に感じません。
ただ、3回以上続いてしまうと文章のリズムが悪くなってしまうので、2回までにすることを意識しましょう。
昨日のご飯はハンバーグでした。母が一から手でこねて作ってくれました。ひとり暮らしが長いので、僕は久しぶりに手作りのハンバーグを食べました。懐かしい味で、なんだか昔を思い出してしまいました。
昨日の晩ご飯はハンバーグでした。母が一から手でこねて作ってくれたんです。ひとり暮らしが長いので、僕が手作りのハンバーグを食べたのは本当に久しぶり。懐かしい味で、なんだか昔を思い出してしまいました。
文末はできるだけ変化を加えて、時に体言止めも使うとリズムがよくなります。(体言止めとは、上の例で言うと「久しぶり。」のところ)
もちろん最初からできる訳ではないので、まず通しで書いてみて、見直した際に修正することを心がけると良いですよ!
見出しの文末表現にバラエティを持たせよう
ですよ、〜しますね、〜ですよね、〜かと思います、〜だと思ってます、〜という感じ、〜かと、〜しましょう、〜してくださいね・・・など。
しかし、実案件では文末表現について明確に決められていることが多いのでそちらに必ず従ってください。
ですます調のレギュレーションはほとんどのメディアで定められています。(3回or4回)
- 〜です。
- 〜です。
- 〜ます。
- 〜です。
幼稚な印象を与えるので、文末にバリエーションを与えましょう。
文章のリズムが整うと、メリハリがついて読みやすい文章になります。結果として、ライター修正も少なくなります。
「てにをは」の正しい使い方
「てにをは」を正しく使うことで、分かりやすく、筆者の意図が伝わりやすい文章が書けます。
ですが、「てにをは」の中には役割が似ていて、間違えやすいものが多くあります。
ここでは間違えやすい「てにをは」の使い分け方を使用例をあげながら解説します。
「てにをは」のよくある間違いを確認して、正しい使い方を理解しておきましょう。理解しておきましょう。
主語「が」「は」の使い分け
主語と動詞をつなぐ役割を持つ「が」と「は」ですが、使い分けに迷った際には伝える情報が新しいものかそうでないかを考えると良いでしょう。
「が」は新しい情報を伝えるときに使います。
- 母が台所で夕飯の準備をしている
- 姉が自分の部屋で寝ている
対して「は」はすでに知っている情報を伝えるときに使います。
- 母は台所で夕飯の準備をしている
- 姉は自分の部屋で寝ている
また「が」を使う場合と「は」を使う場合では文全体が持つニュアンスも変化します。
「が」は主語を強調した表現で、「は」に比べて少しかたいニュアンスを持ちます。
「他の誰でもなく〜が」と、特定するような印象が伝わります。
対して「は」は主語を強調せず客観的で柔らかいニュアンスを持ちます。
穏やかに事実だけを伝えるような印象が伝わります。
では、「が」と「は」の使い分けを間違えるとどのようになるのか、誤った使用例を見てみましょう。
- 私が汗をかいたので、シャワーを浴びた
- 兄が昨日夜更かししたので、まだ寝ている
上記のような文章の場合、「が」を使うと主語があいまいになり、そのあとに続く動作がどこかひとごとのような印象を受けます。
正しくは
- 私は汗をかいたので、シャワーを浴びた
- 兄は夜更かししたので、まだ寝ている
です。
「は」を使うことで、シャワーを浴びたり、まだ寝ているのが誰なのかはっきりと伝わりやすくなります。
- 父はまだ寝てる間に、私は先に出かけた
- 妹は帰ってきたので、私は食事の準備を始めた
上記の文章は文法的に誤りがある状態になってしまっています。
正しく修正しましょう。
- 父がまだ寝てる間に、私は先に出かけた
- 妹が帰ってきたので、私は食事の準備を始めた
このように「が」と「は」を間違って使ってしまうと、文章の意味がうまく伝わらなかったり、文法的におかしな文章になってしまいます。
正確な文章を書くために、注意しましょう
行き先「へ」「に」「まで」の使い分け
行き先を示す際に使う「へ」「に」「まで」は、文法的にはどれを使っても間違いではありません。
ですが、微妙なニュアンスの違いで文章からイメージできることが変わります。
読者に何をイメージさせたいかを考えて、使い分けましょう。
「へ」は行く方向を伝えるときに使います。
- 新婚旅行で海外へ行く
- 午後は仕事場へ行く
「へ」を使うと目的地を強調せず、抽象的な表現になります。
「に」は特定の目的地を伝えるときに使います。
- 新婚旅行でハワイに行く
- 午後は仕事場に行く
「に」を使うと目的地を強調した表現になり、目的地がより具体的にイメージできます。
「まで」は目的地への移動の過程を伝えるときに使います。
- 新婚旅行飛行機でハワイまで行く
- 午後は電車で仕事場まで行く
「まで」を使うと移動手段や移動の過程を具体的にイメージできます。
「へ」「に」「まで」を同じ文章で使い分けて、何をイメージするか比較してみましょう。
- バスと電車で実家へ行く
→これから実家方面へ向かうことをイメージ
- バスと電車で実家に行く
→到着する場所が実家であることをイメージ
- バスと電車で実家まで行く
→バスと電車で時間をかけて行くことをイメージ
「へ」「に」「まで」は、イメージさせたいのが出発地点なのか、移動中なのか、到着地点なのかを考えて使い分けると良いでしょう。
場所「で」「に」「を」の使い分け
場所を示す際に使う「で」「に」「を」の使い分けは、読者に注目してほしい情報は何かに注目すると良いでしょう。
「で」は何かものごとが行われる場所を示すときに使います。
- ロックフェスが北海道で開催される
- ハチ公前で集合する
「で」を使う場合は、その場所での動作が強調されます。
「に」は何かものごとがある場所や目的地を示すときに使います。
- こたつの上にみかんがある
- ハチ公前に集合する
「に」を使う場合は、ものや行動ではなく、場所の情報が強調されます。
また、「に」と「で」はこのような混同しやすい表現もあります。
- ソファでよこになる
- ソファに横になる
このような使い方の場合は、「で」よりも「に」の方が一時的にというニュアンスが強くなります。
行動が長時間にわたるものなのか、一時的なものなのかでうまく使い分けましょう。
「を」は目的地を示すときに使い、「に」と混同しやすいです。
- 沖縄を訪れる
- 沖縄に訪れる
意味的にはどちらを使っても間違いではありませんが、「を」の方が、目的を持ってその場所を目指したというニュアンスが強くなります。
細かいニュアンスを正しく伝えるために、違いを認識しておきましょう。
起点「から」「より」の使い分け
起点を示す際に使う「から」「より」は、どちらを使っても意味は同じで、使い方も同じです。
ほとんどの場面でどちらを使っても間違いではありません。
- 自宅から集合場所まで向かう
- 事務所より取引先に向かう
比較すると「より」のほうがフォーマルでかしこまった表現になります。
仕事でのやり取りなど、丁寧さが求められる場面では「より」を使うようにすると良いでしょう。
文章全体のトーンに合わせて使い分けられるようにしておきましょう。
強調「が」「を」の使い分け
「が」と「を」はどちらも目的を示すときに使います。
意味合いに大きな差はありませんが、目的を強調するか否かで微妙なニュアンスが異なります。
- きれいな海が見たい
- きれいな海を見たいと思う
「が」は目的を強調するときに使い、願望や意志をストレートに伝えられます。
対して「を」は強調する必要がないときに使い、ぼんやりと思っていることを伝えられます。
目的となるものが、他でもない特定の何かである場合には「が」を、ぼんやりと何からしいものである場合には「を」を使うようにすると良いでしょう。
意志「が」「で」の使い分け
「が」と「で」は意志を伝える際に使い、意志の強さで使い分けると分かりやすいです。
- お昼はサンドイッチが良いです
- お昼はサンドイッチで良いです
「が」は強い意志を伝えるときに使います。
どうしてもこれが良い、これが最適解だという強い意志を伝えられます。
対して「で」は弱い意志を伝えるときに使います。
これでも構わないという相手を尊重した控えめな意志を伝えら
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