本記事では、WEBライターでよく耳にするPREP法について解説します。
PREP法とは
PREP法とは、「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字をとった、わかりやすい説明の構成を表したモデルです。
PREP法を一言で説明すると、「はじめに要点(結論・主張)を伝えてから、結論にいたった理由を述べ、具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)を紹介し、最後に要点を再度繰り返す」というように、要点を繰り返しながら、理由と具体例を組み合わせて説明するという手法です。
PREP法は、文章を作成するフレームワークのひとつであり、ビジネスをはじめとしたさまざまな場面で活用できます。また、シンプルで説得力を持った文章が書けるようになるため、文章力が高まるとされています。
PREP法の書き出し
P:〜は、答えは、結論からいえば、端的にいえば、〜です
R:なぜなら、その理由は、というのも、それは、〜というのが理由です
E:たとえば、具体的には、データでは、実際に、事実、
P:このように、したがって、以上から、
例えば、これで 「WEBライター 始め方」で書き始めると以下のようになります。
端的に言えば、WEBライターを始めることを強くおすすめします。
なぜなら、WEBライターは副業として始める主婦・学生・サラリーマンの方が急増しており、スキマ時間でも始やすくなっているからです。
実際に、〇〇統計ではWEBライターを始める人が2020年と比べて〇〇人増加しています。
したがって、これを読んでいる方にもぜひWEBライターを始めてみてはどうでしょうか。
これだけで、論理的な文章が簡単に執筆できます!
PREP法のメリット
PREP法は、結論 (Point) を先に伝えることで、わかりやすく説明ができるようになるのがメリット。
その後、理由 (Reason) を伝えることで、説得力を増し、相手の記憶に残りやすくなります。
さらに、具体例 (Example) を示すことで、物事をより具体的に理解しやすくすることができます。
最後に、結論を再度述べることで、大切なポイントを強調し、印象を残すことができます。
PREP法のデメリット
PREP法のデメリットとして、以下の2点があげられます。
- 狭いスペースや限られた時間内で伝える場合には、具体例を挟むことができずに、伝えることができない場合がある
- 説得力が強すぎると、相手が自分の意見を持たずに理解を拒否する可能性がある
そのため、PREP法を用いる際には、相手の考えや意見を尊重することが大切です。
また、文章の構成を工夫することで、PREP法のデメリットを軽減することができます。例えば、結論と理由を同時に伝えるといった方法があります。
PREP法が適していない文章とは
PREP法はビジネスシーンで活かしやすいフレームワークであり、ストーリー性の表現は難しいと理解しておくことが大切であるとされています。また、長文には適用しにくいとされています。
PREP法の具体例
PREP法の具体例を挙げます。
例えば、「タバコを吸わない方が健康に良い」という結論を伝える場合、PREP法では以下のように表現します。
結論: タバコを吸わない方が健康に良い
理由: タバコは、喫煙者の肺がんの発症率を高めるとされている。また、タバコは、心臓病や脳卒中などの様々な病気を引き起こす原因とされている。
具体例: 最近の調査によると、タバコを吸わない人は、喫煙者に比べて肺がんの発症率が低いことが分かっている。さらに、タバコを吸わない人は、心臓病や脳卒中の発症リスクも低いことがわかっている。
以上のように、結論、理由、具体例を使って、タバコを吸わないことが健康に良いというメッセージを伝えることができます。
PREP法はWEBライターによく使われる?
PREP法は、Webライターにとってよく使われる文章論法です。
PREP法は結論をわかりやすく伝えるために用いられるものであり、「型」に情報をはめることで、書き手も読み手もスムーズに文章を構築できるとされています。
PREP法は結論を最初と最後に述べることで、読者の「早く答えが知りたい」というニーズを満たすことができるとされています。
PREP法を身につけるには?
PREP法を習得するには、以下の練習方法が有効です。
- 声に出して例文を読む PREP法の例文を声に出して読んでみることで、文章の流れを感覚的に把握できます。
- Twitterで練習 Twitterの短い投稿を、PREP法を使って書いてみることで、文章を効率的に伝えることができます。
- ブログを書く PREP法を使って、ブログ記事を書いてみることで、文章を効率的に構成することができます。
声に出して例文を読む
執筆した文章を声に出すことで、PREP法の違和感のなさがわかると思います。誰でもスッとした文章を執筆できるのでWEBライターを始めたばかりの方にこそおすすめしたい。
Twitterで練習
TwitterはPREP法練習の絶好の場所です。140文字内に要約した言いたいことを4つのパートに分けて詰め込む技術は、ライティングスキルの根本が求められます。
あなどるなかれTwitterです。Twitterアカウントも解説しているのでフォローお願いします🙇♀️
ブログを書く
「まあそうだろうな」と思われるかもしれませんが、ブログ執筆は誰でもできる発信。発信でPREP法を自然に使えるようになれば、WEBライターとして副収益を得ることも可能です。(冗談ではなく結構マジです)
PREP法の悪い例
SEO記事は基本的に集客のためのコンテンツですが、記事内で何らかの商品を訴求し、購買を促すこともあります。
その際、PREP法に頼るとまれに事故が起こります。
PREP法のR(理由)が多すぎると売り込み臭が強くなるので胡散臭い文章になりがち。
たとえば、以下の場合に理由をドカドカっと伝える場合です。売り込み臭が強くなります。
結論:このモバイルバッテリーが非常におすすめです!
理由:差し込みできる箇所が4つもあるから、1つでスマホやパソコン、タブレットをまとめて充電できます!
理由:防水機能が付いているので、万が一水に落としても壊れる心配はほとんどありません!
理由:わずか40分でフル充電!急いでるあなたにこそこのモバイルバッテリーは必需品でしょう!
理由:130gの軽量でかさばる心配がないミニマムタイプ!ミニマリストのあなたにも!
例:実際に利用した人の声によると、Amazonレビューで4.75と高評価!
結論:このモバイルバッテリーは3,980円で格安です。ぜひお買い求めください!
なので、場合によっては例と理由を逆にすることもおすすめ。この場合、PERP法です。
結論:このモバイルバッテリーが非常におすすめです!
例:なんとこのモバイルバッテリーを使った人によると、充電時間が半分になり、生活の質が上がったとの声が200人以上!その理由をこれから解説していきます!
理由:〜〜〜〜
理由の手前にいきなり例を紹介して、「なぜこのモバイルバッテリーがおすすめなのか」についての解説までの流れがより自然になりました。
場合によっては、理由と例を入れ替えることも効果的なことを覚えておいてください。¥
PREP法によく似た文章論法「SDS法とは」
PREP法によく似た文章論法として、SDS法があります。
SDS法では「Summary(要点)」、「Details(詳細)」、「Summary(要点)」の順で話を組み立てます。最初に全体の概要を伝え、次に具体的な説明、最後に全体のまとめを述べるというものです。
SDS法は、あらゆる不安要素を潰し、最後に背中を押すことで効果的に行動を促すことができるとされています。
また、SDS法は書く順番さえ覚えてしまえばスムーズにライティングができるので、文章を書くのが苦手な人でもわかりやすい記事を書くことができるとされています。
SDS法のメリットとして、以下が挙げられています。
- 読者にとってわかりやすい記事を書くことができる
- 伝えたい情報をたったの3つにまとめることができる
- メリットを最初に伝えることで、興味を引きやすい記事を書くことができる
SDS法は情報伝達のあらゆる場面で活用できるので、必ず覚えておくことが推奨されています。
また、SDS法を大枠として使い、他の型と組み合わせることで長文の構成もできるとされています。
PREP法とは?メリット・デメリットと合わせて解説:まとめ
本記事が参考になれば幸いです。
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