- 「『意外』と『以外』はどういったシチュエーションで使い分ける?」
- 「『以外』は『そのもの』も含まれるのかな?」
という疑問をお持ちではありませんか?
この記事では辞書やWebライターをしている筆者の経験の観点から解説します。
具体的には
- 「意外」と「以外」の違いと使い分け方
- 「意外の意味と用法
- 「以外」の意味と用法
の順番にご紹介していきます。
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「意外」と「以外」の違いと使い分け方
「意外」と「以外」、どちらも「いがい」と読みますが、それぞれ大きく分けて次のような意味があります。
- 「意外」:思いがけないこと
- 「以外」:他のもの
辞書には以下のように記載されています。
(意外:いがい)
思いがけない・こと(さま)。前もってかんがえていたこととちがう・こと(さま)。予想外。「-な人に会った」「病気は-に重い」
(引用サイト:広辞苑無料検索 大辞林)
(以外:いがい)
(1)そのほかであること。そのほかのもの。「日曜-は外出している」「そうする-に手がない」
(2)それより外側であること。「巡査の視線-に免るることを得ざりしなり/夜行巡査(鏡花)」
(引用サイト:広辞苑無料検索 大辞林)
このように「思いがけないこと・予想外のこと」と「他のもの」で区別されます。
たとえば、「お店にリンゴを買いに行った」とします。
予想外の場合
- お店にはいつもリンゴがあるけれど、意外なことに今日はなかった。
他のものの場合
- お店にリンゴを買いに行ったが、リンゴ以外の果物を買ってしまった。
この二つは、どちらも「お店にリンゴを買いに行った」という「目的は同じ」でも、お店に到着してから次のような違いがあります。
- 思っていた「内容と違った」
- 思っていた「リンゴとは別のものを買った」
このように「予想外だったのか」もしくは、「目的のものを除外したものを買ったのか」によって使い分けます。
また、「意外」と「以外」ではそれぞれ意味が違うので、次のように一文で表現することも可能です。
- お店にはいつもリンゴがあるけれど、意外なことに今日はなかったので、リンゴ以外の果物を買った。
これは、「お店にリンゴを買いに行ったが、予想外の出来事が起こり、仕方なくリンゴとは別の果物を買った」と言い換えることができます。
「意外」の意味と用法(700文字)
「意外」とは、「予想外・思っていた事柄と違う」という意味があります。
そのため「意外」は、「予想外」や「想定外」の言葉に置き換えることもできます。
ここまでの解説で何となくイメージできていると思いますが、例文を使って分かりやすく解説します。
- 会社のミーティングで、彼は意外な発言をした
- 彼らはスポーツ大会で意外な結果を出した
- 彼女は、意外な行動を取ることがある
- 息子が転んでケガをしたが、意外と平気のようだ
- あまり興味のない映画に誘われて、観たら意外におもしろかった
- 無名校が全国大会で優勝したことで、地域に意外な経済効果を生み出した
- この野菜は見た目は不格好だが、意外に甘くておいしい
- 小骨が多い魚だが、長時間煮込めば意外に骨まで柔らかくて食べられる
- 自転車に何十年も乗っていなかったが、意外に乗れるものだな
- 彼は意外性のある人だ
このように「意外」とは、「予想外・想定外」の状況を表現するときに使います。
また、漢字の意味を深掘りしてみると、辞書には次のように記載されています。
(意:い)
心に思っていること。関心。気持ち。
考えていること。考え。
内容。意味。意思。
(引用サイト:広辞苑無料検索 学研国語大辞典)
(外:がい)
①ある範囲にはいらないもの。そと。ほか。
②表面。うわべ。
③除く。のけものにする。
(引用サイト:広辞苑無料検索 明鏡国語辞典)
このように、それぞれの漢字には「意=心に思っていること、考えていること」「外=ある範囲にはいらないもの、除く」という意味があります。
この二つを合わせると、「心に思っていることを除く」となり、漢字だけみても「思いがけない=予想外」の意味を持っていることが分かります。
また、類義語には次の言葉があります。
- 予想外、不意、予期しない、思いもよらない、思いがけない、思わぬ、心外、突然、唐突、意想外、驚くべき
など、状況や表現内容によってうまく使い分けましょう。
「以外」の意味と用法
「以外」とは、「他のもの」という意味があり、「目的のものとは別のもの」として捉えることもできます。
それでは、例文を使って詳しく解説します。
- A君は、英語以外の教科であれば大体のことは分かる
- 太陽系には地球以外に火星や水星、木星などがある
- クリスマスパーティーには、オードブル以外にケーキを注文しよう
- 信号機には、赤色と黄色以外に青色がある
- A案以外にB案も採用する
- 会社の提案以外に、第三者の意見も聞きたい
- 「あつい」とは、「温度が高い」こと以外に幅が「厚い」という意味もある
- 地球には海以外に陸地がある
- 炭水化物と脂質以外に、たんぱく質を含めた栄養素は、体に必要な3大栄養素と言う
このように「以外」とは、「目的のものを含めない『もの』や『出来事』」を表現するときに使います。
また、漢字にもそれぞれ意味があり、辞書では次のように記載されています。
(以:い)
①範囲の基準を示す。・・・から。・・・より。「-後・-内・-上」
②・・・を用いて。・・・によって。「-心伝心」
(引用サイト:広辞苑無料検索 明鏡国語辞典)
「以」と「外」の意味を組み合わせると、「範囲の基準」「除く」となり、「範囲の基準は含まない」と解釈できます。
そのため「以外」とは、「対象を含まない」ことを表現するときに使います。
また、類義語には次のような言葉があります。
- 〇〇を除いて、〇〇の他、〇〇を別として
など、シチュエーションに応じて適切な言葉を使い、類義語に置き換えるなどして上手に状況を表現しましょう。
「意外」と「以外」の意味や違いについて!例文を使って詳しく解説!:まとめ
この記事では、「意外」と「意外」の違いや使い分けについて解説してきました。
- 「意外」とは、「予想外・思っていたことと違う」ことを表現するときに使う
- 「以外」とは、「対象を含まない・対象とは他のもの」を表現するときに使う
ぜひ参考にしてください。
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