WEBライターと検索すると、「稼げない」「儲からない」というワードがしばしば出現します。
「WEBライターってやっぱり稼げないんだ」
「稼げないなら、やめておいた方がいいかな」
なんて、やる気をそがれた方もいるのではないでしょうか。
または
「前向きにトライしてみたものの、ある程度いけたところで伸び悩んでいる」
「ステップアップするために目指すべき方向が分からない」
「もう心折れた・・・」
という方もいると思います。
筆者もWEBライターとして稼ぐことの難しさを実感した1人です。
しかし、現実には月に何十万と稼げているWEBライターがいるのも事実です。
それなら「稼いでいるライターさんたちと、自分のやり方や考え方の違いは何か?」ということに視点をあててみると、収入を得るためのヒントになるかもしれません。
この記事では
- 稼げないWEBライターの特徴
- WEBライターで稼げる人稼げない人の3つの違い
- WEBライターで爆速で稼げるようになる3つのアクション
について、それぞれ解説します。
稼げないWEBライターの特徴
はじめに、未経験から始めた副業やフリーランスのWEBライターが、初月から数万、数十万と稼げることはほぼ(約90%)ないでしょう。
前提として、WEBライターは誰でも簡単に始めることができますが、誰でも簡単に収入を得られるわけではありません。
まだ始めたばかりで、「私は稼げない」と自信喪失したり落胆する必要もありませんので、今後の参考になさってください。
ある程度ライティングに慣れ、執筆の仕事が請けらるようになったとしても
- ぜんぜん収入が増えない
- 次の仕事に繋がらない
- 時間ばかりが過ぎていく
と悩む時期もでてきます。
もちろん環境やタイミングの問題もありますが、スキルアップや、やり方にも原因があるとしたらどうでしょうか。
その原因が、次に12個あげる「稼げないWEBライターの特徴」のいずれかに該当しているかもしれません。
特にフリーランスで生計を立てたいなど目標のある方は、早めに脱却しましょう。
WordPress投稿がわからない
案件内容で、WordPress入稿やCMS入稿という提出条件を見たことがある方もいると思います。
WordPressは直接、クライアントのコンテンツに記事を投稿する、記事公開できるような形にテキストを入れるといったイメージですが、投稿がわからないと、その分挑戦できる案件が少なくなります。
骨子作成ができない
骨子作成((見出しを並べた構成))ができなければ成果や質もあがらず、稼げる機会を失います。
骨子(こっし)は記事の骨組みとしてとても重要な役割を果たしています。。
目次に並んだ見出しが、イメージしやすい例です。
企画書やプレゼン資料などと同じく、記事もいきなり書きはじめるとうまくいきません。
全体の構成を考えて見出しを作成できると、流れや内容も分かりやすくなります。
またSEO対策としても、検索エンジンに”何について書かれているか”を把握させやすくなるといったメリットもあります。
ビジネスマナーを守っていない
マナーを守れないことは信用にもかかわります。
信用=お金になる
信頼=次の仕事に繋がる
ビジネスマナーが守れなければ、仕事を得る機会も失います。
今後仕事をする上で、ビジネスマナーは最低限身に付けるようにしましょう。
1日3通以上営業していない
営業メールの返信率は残念ながら0.1%〜1%と、かなり低いといわれます。
営業スキルがあったり、人脈を活かしたり、狙って受注できるならまだしも、ほんの数通で仕事に繋がる確率は低いです。
クラウドソーシングばかり使っている
初心者はクラウドソーシングからはじめるのが、仕事をとりやすい・請けやすいです。
しかしそこばかりになってしまうと、スキルアップや高単価案件への挑戦が、徐々に難しくなります。
記事添削を誰かにしてもらったことがない
添削やフィードバックを受けてない場合、自分の執筆の癖や間違いに気づいていない可能性があります。
例えば、子どもが自分で歯磨きをしたあとと、歯医者さんが歯石をとってきれいに仕上げ磨きしたあとで、仕上がりはどうでしょうか?
文章にもそういった差がでてきます。
書いた文章は、上司なり誰かにまず添削をしてもらうといいでしょう。
誤字脱字チェックをしていない
誤字脱字チェックは基本かと思いますが、何度か読み返しても案外見落としがあったりするものです。
チェックをしていなかったら、さらに酷いというのは想像がつきますよね。
編集者や依頼主も困惑します。
今後の信頼関係にも関係してきますので、誤字脱字チェックは必ず行いましょう。
営業メールにテンプレ感がある
営業メールの返信率は低いとお伝えしましたが、その要因の1つにテンプレ感もあると思います。
未開封で削除されるメールも多いなか、せっかく開いても求める情報も、響く内容もない定型文だったら、真剣には読まれないでしょう。
ただただゴミ箱に行くメールを送っていては、相手も自分も時間のロスにしかなりません。
自信がなくて低単価案件ばかり応募している
筆者も未経験からはじめているので、自信がなくて進めない気持ちがわかります。
ただ、いつまでも低単価や初心者案件ばかりでは、収入アップは望めませんし、頭打ちになるのが想像できます。
執筆にかかった時間と報酬で時間単価を計算してみてください。
少しずつ時間単価をあげる努力や、挑戦する覚悟がなければ稼ぐのは難しいです。
資格取得を侮っている
WEBライターは資格が必須ではありません。
しかし稼ぎたいなら知見や経験を深める努力は不可欠です。
まったくの未経験者だとしても、資格を持っていたり勉強して知識があれば、その努力をアピールできるので、侮っていると有資格者に案件獲得合戦で負けます。
X(Twitter)を始めていない
X(Twitter)はSNSスキルをあげる練習や、顧客に自分(自社)を認知してもらう方法としても手軽です。
X(Twitter)上でWEBライターに関する情報や、募集をだしているクライアントもいます。
提案文を考えるにも、クライアントの最新の投稿からニーズを汲みとったりなど、上手に活用できれば営業ツールにもなります。
そのような点から、稼げないのは自分のアピールや、情報収集がうまくいっていない可能性があります。
SEO知識が皆無
SEOは簡単にいえば、検索エンジンで上位表示させるための対策ですが、この知識や経験の差は報酬にも現れます。
商品やサービスを売るのが目的だったり、より多くの人に広報したい記事なら、なるべく上位表示され、アクセスされたほうがよいですよね。
SEO知識が皆無では、そのようなことを意識した記事は無理でしょう。
WEBライターで稼げる人の稼げない人の3つの違い
稼げないWEBライターの特徴に続いて、ここではWEBライターで稼げる人、稼げない人の比較を3つ紹介します。
専門ジャンルがあるか、特化して絞っているか
「いろいろなジャンルで書いたら、たくさん仕事が選べて稼げるじゃないか」と手あたり次第に、低単価の仕事をしていては稼げない人になってしまいます。
専門性、信頼性の高い記事=誰でも書ける記事ではありません。
そのため専門ジャンルで内容の深い記事が書けたり、分野を絞って特化している人のほうが貴重になり、報酬も高い傾向にあるので稼げます。
例えば)医療・金融・美容・取材・SEO・セールスなどなど
〇〇〇ライターと呼ばれるように、何かに特化したライターになれると、知識や経験をより深めることも、高く積みあげることもできます。
また、知識のない分野を浅く転々とするより、リサーチや執筆の効率がよくなります。
受け身ではなくこちらから営業しているか
待っているだけでは、なかなか仕事はきません。
受け身で消極的な場合、ビジネスチャンスも少なくなるでしょう。
逆に、能動的に営業できる人は、その分チャンスも多くなります。
WEBライターに限らず、新規開拓や顧客獲得には地道な営業も必要です。
しかし、闇雲に営業すればよいということではありません。
時間を浪費し、疲弊している人も少なくないです。
営業の仕方はさまざまですが、どうしたら効率的に仕事に繋がるか、趣味やスキルアップの時間も確保できるかなど、多面的に考えることが大切です。
WEBマーケティングの知識があるか
WEBライターで稼ぎたいのに「マーケティング?」と思うかもしれませんが、無関係ではありません。
けっこう大事です。
ライティングスキルだけでなく、WEBマーケティングの知識やスキルもあると、より効果的かつ効率よく稼ぐこともできます。
- どんな顧客(読者)が何に困っているか
- どんな情報を求めているか
- どんな提案が、次の行動に繋がるか
などなど、分析や考察をすることで、読み手の視点にたつ意識も高まるのではないでしょうか。
また、
・SEOで記事を上位表示させ、多くの人にアクセスされるようにする(知ってもらう・集客する)
さらに
・顧客層に響いて、実際に商品やサービスを購入して使ってもらう(需要にマッチする・売上をあげる)
という行動に結びつけることができたら、実績や信頼にもつながるでしょう。
自身のメディアを運用したいといった場合も、質の高いコンテンツや、読まれる記事にする上で、WEBマーケティングの知識や感覚があるか・ないかの違いは、今後も大きな差になると想像します。
マーケティングについて「よく分からないけど、気になった」「勉強してみたい」という方は下記の書籍を参考にしてください。
【書籍】サクッとわかるビジネス教養 マーケティング |
・サクッとわかるビジネス教養シリーズは、絵や図解も豊富で、特に初心者にとっては視覚的にもわかりやすいので、難なく読めるかと思います。入門におすすめです。 |
【専門チャンネル】日経クロストレンド |
・マーケティング基礎から、深堀して追求したい、最新の情報やデータをとりたいという方まで、幅広く参考になると思います。 |
【YouTube】WEBマーケティングが学べるタベリナチャンネル |
【基礎講座】WEBマーケティングスキルを独学0円で身につける勉強法!事例を交えて紹介します。etc.・チャンネルを通して基本から分かりやすく網羅的に学べます。実践や行動に繋がるように解説してくれているので、参考になります。 |
WEBライターで爆速で稼げるようになる3つのアクション
最後に、早く稼げるようになりたい!というアグレッシブな人のために、3つのアクションを提案します。
稼いでいるWEBライターのプロフィール、ポートフォリオを参考にする
ポートフォリオ(作品集・経歴書)を作る際に、
「どのように作っていいか分からない」
「作ってみたけどイマイチ」
といった場合は、稼いでいるWEBライターのプロフィールやポートフォリオを参考にするとよいでしょう。
ポートフォリオを公開して、作り方を解説してくれているライターさんもいます。
アイキャッチ(サムネイル)で視覚的にも見やすくデザインしたり、連絡に繋がりやすい導線を意識していたり、読む人の視点にたった構成や内容など、勉強になるはずです。
実際に仕事を受注できているWEBライターのポートフォリオには、以下のような項目があります。
- 自己紹介、使用できるツール
- これまでの経歴、経験
- 保有資格
- 実績記事
- 連絡先(Gmail、X(Twitter)などSNSのDMもあり)
ポートフォリオを作るとき、WordPressでのブログ開設は挑戦する価値があります。
また、noteで記事を執筆してポートフォリオを作成するのも1つの方法です。
実績と需要があれば、noteでマネタイズ(収益化)することも可能です。
自分が目標とするようなWEBライターが見つかったら、参考にできるといいですね。
1日最低3通以上営業メールを送る
1000通送ってもアポイントが取れるのは数件といわれますので、より多く動けた人のほうがチャンスも確率もあがります。
ただし!注意点もあります。
- かたっぱしから、営業メールを送りつけない
- テンプレメールを、一斉送信しない
- ”営業メールお断り”の注釈がある窓口や、フォームには絶対に送らない
- お客様用の問い合わせフォームや、関係ない部署にまで送らない(場合によっては業務を妨害しています)
当たり前ですが上記のようなことばかりしていると、仕事に繋がるどころか
「無作為、営業メールテロ」
と認識され迷惑メールとして処理されます。
どこに送ってよいか分からないときは、相手側の負担を考慮しつつ、
- 対応してもらえる窓口はあるか
- 提案文を送ってよいか
などを確認してから、対応してもらえる窓口や担当者に宛てて送れるとよいですね。
爆速で稼ぎたいなら、ビジネスマナーと効率も重視して営業しましょう。
独学ではなくWEBライタースクールを活用する
爆速でスキルをあげたいなら、プロにいつでも相談できたり、アドバイスがもらえるということは、かなりの強みです。
独学でもやり方次第で稼げるようになれますが、悩んだり、迷ったり、遠回りして、結局は時間的コストもかかって、収益がだせないまま挫折という結果になりかねません。
「WEBライターで稼ぐ!」と決めて、気持ちもかたまっているなら、スクールやセミナーを活用しプロから学んだほうが、結果的には効率よく早く稼げると思われます。
悩んでいるなら、度WEBライターのスクールなどを調べて、比較検討してはいかがでしょうか?
まとめ
以上、
・稼げないWEBライターの特徴
・WEBライターで稼げる人稼げない人の3つの違い
・WEBライターで爆速で稼げるようになる3つのアクション
について解説いたしました。
稼げないマインドをひっくり返して、稼げるマインドにできたら、あなたの可能性が高まります。
理想と現実で「こんなはずではなかった」となる前に、参考になれば幸いです。
コメント