「WEBライターって経験を活かしてキャリアアップできるの?」
「オワコンって言われてるけど将来性はあるの?」
このような不安がある方はいませんか?
WEBライターは他業種へのキャリアアップが可能で、将来性も高い仕事です。
本記事では、WEBライターのキャリアアッププランや将来性が高い理由をデータをもとに解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
副業ライターでも両立可能!コンテンツディレクター!
WEBライターの経験を活かして、コンテンツ制作のリーダーにキャリアアップする道があります。
- クライアントとコミュニケーションをとり、課題を明確にする。
- コンテンツの内容を決め、クリエイターと共有しスケジュール管理を行う。
- 公開後、アフターフォローを行う。
コンテンツとは、直訳すると『情報の中身』のこと。
具体的には、WEBサイト、音楽、書籍、動画、ゲーム、アプリなどがあります。
向いている人
コンテンツディレクターに向いている人は以下のとおりです。
コミュニケーション能力のある人 | WEBライターとのやり取りでテストライターの採用や、記事の進捗管理などやることはさまざま。 |
マーケティングが得意な人 | SEOマーケスキルが必要であるため、どうすればサイトが上位表示できるか考える必要があります。 |
正確なスケジュール管理ができる人 | スケジュール管理がWEBライター以上に求められるので、多数の案件を効率よくこなせるのがめちゃくちゃ大事です |
ユニークな発想で面白いコンテンツを提案できる人 | たくさんのコンテンツが存在している近年では、他にはない斬新な発想で集客を集める発想力のある人が求められます。 特に体験談や面白エピソードを企画できる人材は希少性が高く重宝されるでしょう。 |
向いていない人
コンテンツディレクターは、クライアントと製作スタッフとの双方とコミュニケーションを円滑にとる必要があります。
コミュニケーションをとるのが苦手だったりリーダー的なポジションが苦手な人には難しいでしょう。
コンテンツディレクターの平均年収
日本のコンテンツディレクターの平均給与¥4,784,290円(年収)。(引用;indeedより)
デザイナー、エンジニアとのやりとりも!WEBディレクター!
WEBディレクターは、WEBサイトの制作現場で制作スタッフをまとめてWEBサイトを作る責任者です。
ライターから、ディレクターにキャリアアップする道があります。
業務内容は以下の流れで行われます。
- クライアントの要望をヒアリングする
- WEBデザイナー、エンジニア、ライターといった制作メンバーの選定
- 企画や予算、スケジュールなどをまとめる
- 制作がスムーズに進むよう指揮する
- クライアントの要望に沿ったWEBサイトになっているか品質管理を行う
- 納品、公開後アフターフォローを行う
向いている人
コミュニケーション能力が高い人 | クライアントの要望をうまく引き出す他、解決できない問題を相手に納得してもらう話術が必要。 たくさんのスタッフが関わるWEB制作をスムーズに進めるために、コミュニケーション力が必要。 コンテンツディレクターとの違いは、エンジニアやプログラマー、デザイナーとのやりとりが増え、ディレクタがクライアントのフロントマンとして対応する必要があること。 |
トラブルに柔軟に対応できる人 | トラブルが起こった時に責任感を持って的確に対応できる力が必要です。 ばっくれや音信不通といった悪質なパートナーさんに発注してしまうと後々面倒なことになるので、フリーランスに発注する際は要注意。 |
新しいことに興味を持って勉強できる人 | 時代遅れの提案をしていては、クライアントを満足させることができません。 WEBトレンドやIT技術など、更新されていく情報をキャッチできる力が求められます。 |
向いていない人
コミュニケーションが苦手だったり、自分の意見を押し通しすぎる人には難しいでしょう。
WEB制作のリーダーとして意思を持つことは大切です。ただし、時には相手の意見を尊重することも必要となります。
WEBディレクターの平均年収
日本でのWEBディレクターの平均給与は¥5,329,632(年収)円。引用;indeedより。
年収は青天井!SEOコンサルタント・講師業!
WEBライターの必須スキル、SEOの知識を活かしてキャリアアップできる可能性があります。
SEOコンサルタントとは、SEO(検索エンジン最適化)の技術を駆使してWEBサイトへのアクセス数が上がらずに困っている人を助ける仕事です。
業務内容は以下のとおり。
- ヒアリングでクライアントが抱えている問題を明らかにし、WEBサイトの分析を行う
- WEBデザイナーやWEBライターなどと連携し、サイトを改善する
- SEO対策の効果が発揮できているか評価する
- 効果が不十分であれば、再度分析し更にサイトを改善する
向いている人
SEOコンサルタントが向いている人は以下のとおり。
分析するのが得意な人 | なぜアクセス数が伸びていないのか、時には長時間データと向き合うことも。細かい分析など地道な作業が好きな人には向いています。 SEOコンサルタントは、手を動かす作業は行わずSEOの問題点を抽出して顧客にわかりやすく伝えることが重要です。 |
悩みを聞き出したり、プレゼンするのが得意な人 | コミュニケーション能力が必要である他、提案を納得してもらうプレゼン力も必要です。 |
向いていない人
SEOコンサルタントが向いていない人はうまくいかなかった時にすぐ諦めてしまう人。
SEOには『絶対成功』といった保証がありません。思うようにアクセス数が伸びず、クライアントの要望にこたえられないことも。
一度ダメだったからと心が折れてしまったり、すぐ諦めてしまう人には難しいでしょう。
SEOコンサルタントの平均年収
求人サイトindeedで検索したところ、正社員で年収360万円〜といった求人が掲載されていました。
SEOの講師にキャリアアップ!
SEOの知識を活かして、講師になれる可能性もあります。
WEBライターのキャリアアップを可能にする7つのスキル
キャリアアップするために身に着けておきたいスキルは以下の3つ。
- WEBマーケティングスキル
- SEOスキル
- ディレクションスキル
- コミュニケーションスキル
- ライティングスキル
- コンテンツマーケティングスキル
- ポートフォリオ記事をブラッシュアップ
WEBマーケティングスキル
WEBマーケティングスキルとは、WEBサイトやSNSなどで集客し売り上げに繋げるスキルのことです。
WEBライターが身につけたい、具体的なWEBマーケティングスキルは以下のとおり。
- 競合をリサーチ、分析するスキル
- 集客し、収益を得るまでの『売れる流れ』をつくるスキル
- アクセス解析を行い検索エンジンで上位表示させるスキル
WEBライターが直接何かを販売する機会は少ないです。
しかし、WEBマーケティングを理解した上で執筆することでサイトの収益に繋がります。
ぜひ身につけてWEBライターとしての市場価値をアップさせましょう。
WEBマーケティングスキルを身につける方法
WEBマーケティングスキルを身につける方法は以下のとおりです。
- 無料講座を利用する
- オンラインスクールに入会する
- 動画や本など課金して独学で勉強する
- ブログを運営して実践する
無料講座としておすすめなのが、Googleデジタルワークショップ。
Googleアカウントさえあれば無料で利用できる動画学習です。私も学習した講座が『デジタルマーケティングの基礎』。
初心者でもわかりやすい内容の講座です。
解説者の話し方がかなり聞きやすく、内容がスラスラ入ってきます。ただ動画を観るだけではなく、内容が理解できたかどうか問題を解いてチェックしながら進めていく形です。
まとめのテストもあり、理解できたかどうかしっかりチェックしながら勉強できるのでおすすめです。
無料講座を受講した上で、さらに知識を深めたい方は課金するのがおすすめ。
『でもオンラインスクールは高すぎて無理!』といった方は有料の動画を購入して学習する方法があります。
Udemyでは、プロが作った動画を購入し学習可能。
セールの時期を狙えば2000円から手軽に購入できます。
学習した後は自身でブログを運営し、WEBマーケティングスキルが発揮できるかどうか実践してみるのがおすすめです。
SEOスキル
SEOスキルを身につけることで、検索エンジンで上位表示される記事を執筆できます。
発注者からの評価も高くなり、単価アップが狙えておすすめです。
SEOの勉強におすすめのコンテンツ
SEOの勉強におすすめのコンテンツを紹介します。
書籍『沈黙のWEBライティング』 | 私がWEBライターの知識ゼロのとき、最初に読んだのがこの本でした。SEOの知識がない旅館経営者が、知識を得ながら経営を立て直すストーリー。 主人公がSEO初心者なので疑問点に共感でき、説明も非常にわかりやすいです。マンガ仕立てで飽きにくく、楽しく勉強できます。 |
WEBコンテンツ『ferret』 | 無料で会員登録できるサイトです。 SEO以外にもWEBマーケティングについてなど幅広いコンテンツが掲載。スマホで読みやすい構成になっており、スキマ時間で勉強しやすいです。 |
Google公式メディア『Google検索セントラル』 | ウェブサイトのSEO改善のための具体的な方法として、Googleが公式で出している無料コンテンツです。 内容にはプログラミング言語など専門用語も含まれています。初心者の方はSEOスターターガイドから読み始めるのがおすすめ。 |
SEOについて、勉強を始めてみたい方は最低限知っておきたいSEOの知識で詳しく解説していますのでご覧ください。
ディレクションスキル
ディレクターは、プロジェクトが円滑に進むよう指揮・進行管理する仕事。WEBライターがディレクションスキルを身につけることで、WEBディレクターやコンテンツディレクターへの道も開けます。
WEBライターが知っておきたいディレクションスキル
WEBサイト制作の仕組みについて | WEB制作に関わる人の職種について知っておくと役に立ちます。 WEBデザインやプログラミングについてなど、完璧ではなくともある程度把握しておくと良いでしょう。 |
SEO、WEBマーケティングの知識 | 収益を上げるためにはSEOやWEBマーケティングの知識を深め、アクセス数を増やす必要があります。 |
企画、プレゼンスキル | チームのメンバーと情報を共有したり、企画を納得してもらうためのスキル。 Googleドキュメントやスプレッドシート、PowerPointが使えるようになると便利です。 |
クライアントとのコミュニケーションスキル
WEBライターがキャリアアップするためには、クライアントとのコミュニケーションが重要。
当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、単価交渉もキャリアチェンジも空から降ってくることはほとんどありません。
たとえば、私の場合、WEBライターでキーワード選定、WordPress入稿、見出し構成までやるので月額10万円〜でお願いします!と提案するのもおすすめですね。
ライティングスキル
ライティングスキルは「ユーザーの心をつかむ」ためのスキル。
ライティングスキルを突き詰めることで、コピーライターやランディングページのライティング、Kindle書籍の執筆代行などWEBライターとしての幅がググッと広がります。
たとえば、
- 文法の読みやすさ
- 具体例を用いて専門用語を小学生にもわかるレベルで伝える
- コピーライティングで商品がバカ売れする文章が執筆できる
など、文章は奥が深く執筆を職人のように突き詰めることで、コピーライターという新たな道が生まれます。
キャッチコピーを考える仕事は、ランサーズやクラウドワークスでも募集してます。
WEBライターがスキルアップするためのディレクションスキル勉強法
WEBディレクションが学べるスクールと料金は以下のとおりです。
インターネットアカデミー (WEBディレクターコース) | 892,100円(全52回)受講期間約10~12カ月 |
ヒューマンアカデミー たのまなWEBデザイナー・WEBディレクターコース | 366,300円標準学習期間6カ月 |
書籍や動画で独学する
WEBディレクターに関する書籍を紹介します。
『第一線のプロがホンネで教える 超実践的Webディレクターの教科書』全国100,000人のディレクターが集まるサイト「Webディレクターズマニュアル」出張版!
3人の現役WEBディレクターがリアルな情報をまとめた一冊。
レビューを検索すると「実践的!」との声が上がっています。
『現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識』
日々変化していく制作現場に対応できるよう、知識やノウハウがまとめられた本です。
2023年以降、WEBライターのキャリアプランはどう変わる?
人口が増え続けるWEBライターの中で、キャリアアップを狙うにはスキルを高める必要があります。
ライティングスキルにプラスして、WEB制作やSEOなどWEBライターに関連する知識を高めることでその後のキャリアプランも練りやすくなるでしょう。
WEBライターの魅力はキャリアチェンジしやすいところ
WEBライターは他の仕事へのキャリアチェンジがしやすいです。その理由は、他の仕事に応用できるスキルを得られるため。
具体的にWEBライターが得られるスキルは以下の通り。
- ライティングスキル
- WEB制作の知識
- 情報収集スキル
- 営業スキル
また、記事執筆の際に情報収集をしたり、案件獲得のために営業活動をしたりといった経験を積むことができます。
これらのスキルはWEBライターをやれば必ず身に付くわけではありません。
しかし、全くの未経験者と比べてWEB界隈の仕事に関して理解しやすくなるためキャリアチェンジにも役立ちます。
WEBライターのキャリアを活かして転職できる職業を紹介します。
- WEBライター講師
- 編集者
- WEBマーケター
- WEBディレクター
- コンテンツディレクター
- コンサルタント
- テクニカルライター
- SEOコンサルタント
- SEO講師
- WEBサイト運営者
実際にWEBライターからキャリアチェンジした人の体験談を見てみましょう。
WEBライターの経験から、他のWEB界隈のことが理解しやすかったり、経験が認められて他の仕事を任されるといったこともあるようです。
WEBライターの将来性は高い
WEBライターはなぜ将来性がないと言われるのでしょうか。
理由は以下の3つです。
- 動画コンテンツの方が需要が高いため
- AIの技術に取って代わられるとささやかれているため
- WEBライターの総数が増加しているため
動画コンテンツの人気が上がっても文章コンテンツはなくならない
令和3年、総務省が行った『通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』に気になるデータがありました。
インターネットの利用項目別の利用時間と行為者率(全年代)
平日 | 休日 | |
ブログやWEBサイトを見る・書く | 26.0分 | 25.7分 |
動画投稿・共有サービスを見る | 43.3分 | 58.1分 |
(データ引用;総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表」)
このデータを見ると、確かにテキストコンテンツよりも動画コンテンツの方が視聴時間が長いことがわかります。
調べものをする時に、動画より文章コンテンツの方が早く調べられることもあります。
以上のことから、テキストコンテンツはなくならないといえます。
AIの進歩でWEBライターは必要なくなる?!
AIの技術は進歩していますが、WEBライターの需要がAIに取って代わられることはないでしょう。
その理由は、AIは経験談が書けないため。Googleは、『E-E-A-T』という基準でサイトを評価しています。
- E=専門性
- E=経験
- A=権威性
- T=信頼性
E(経験)は2022年12月に新しく加わった指標です。
AIには書けない、経験談を取り入れたサイトがSEOで上位表示されるとなるとまだまだ人間の執筆は必要といえます。
また、人の心を動かすような感情のこもった文章の執筆はAIには難しいでしょう。
WEBライターの総数は増加しているものの、将来性は高い
2023年2月現在、Lancers(フリーランス向けクラウドソーシング)に登録しているランサーを検索したところ『ライター』としてヒットしたのは14,519人でした。一方、募集中の案件は750件でした。
副業の中でも、未経験から始めやすいと人気のWEBライター。WEBライターの総数は増えても、その分案件も増えています。
また、動画コンテンツでライターに台本を執筆してほしいといった案件も。
文章能力や情報収集能力の高いWEBライターは将来性が高いといえます
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