初心者WEBライターのポートフォリオの作り方:テンプレと実例を合わせて解説

「Webライター」を目指しクラウドソーシングに登録してみたものの、どうすればいいのか分からない方必見です!

WEBライターとして活動していくためには案件獲得が重要ですが、あなたは応募する際、ポートフォリオについて次のような悩みを抱えていませんか?

ポートフォリオを作成してアピールした方が採用されやすいって聞くけど、

「そもそもポートフォリオって何?」
「応募時に必ずポートフォリオを添付してと記載があるけど、どうやって作るの?」
「採用する時、ポートフォリオはどこを見て判断してるの?」
「ポートフォリオと履歴書は違うの?」
「ポートフォリオに書く内容がわからない?」
「採用されやすいポートフォリオの書き方ってあるの?」

と悩んでいる方にぜひご覧いただきたい内容になっています!

  • 応募しても案件を獲得できない
  • ポートフォリオの書き方がわからない
  • 自分が作成したポートフォリオは正しいのか知りたい

自分なりにポートフォリオを作成して応募したのに、なぜ採用されない場合や連絡がないことがあるのでしょうか?

それは、ポートフォリオの作り方が間違っていたり、クオリティが低かったりすると、クオリティの高い人が優先的に採用されるからです。

クライアントはポートフォリオを採用時の判断材料にしており、応募者の人間性や執筆スキルを確認するので、採用されるためにはポートフォリオのクオリティはとても重要です。

この記事では、案件獲得ができるようにポートフォリオの作り方や作成時のコツ、成功させるためのポイントなど、参考例も交えてわかりやすく解説します。

解説した内容を実践すれば、今まで通りに応募するだけで、必ず案件獲得率はアップするので自信をもってドンドン応募しましょう。

最後まで読んでいただければ、ポートフォリオ作成で悩むことはありません。また、採用されやすい書き方も解説するので、今まで不採用だった案件に応募しても採用される確立がアップします。


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目次

WEBライターにおけるポートフォリオって?

ズバリ、「自分が書いた文章の作品集とプロフィール」です。

簡単に言い過ぎたかもしれないので、少し詳しく解説します。

ポートフォリオの意味

ポートフォリオとは、「自分が書いた作品集」であり、この中にはプロフィールも含まれます。

そもそも、ポートフォリオを直訳すると以下の意味があります。

  • 紙挟み
  • 書類かばん
  • 金融機関などが所有する金融資産の一覧表
  • 資産構成
  • 作品集、画集

このように、ポートフォリオはWEBライターに限定しておらず、あらゆる業種で幅広く用いられています。

そのため、前述の中で、WEBライターにとってポートフォリオを意味する表現は「作品集」です。

また、作品集とは、今まで自分が執筆した記事のことであり、クライアント案件で納品した記事や個人ブログに掲載した記事も含まれます。

クライアントが一番知りたいことは、あなたの「執筆スキル」なので応募時に履歴書を送っただけでは経歴や職歴、資格などがわかるだけで肝心な執筆スキルがわかりません。

そのため、ポートフォリオは採用時の判断材料になっており案件獲得に重要な意味を持っています。その他にも、自己紹介や自己アピールのツールとしても活用でき、あなたが今までにブログや個人サイトで執筆した記事をポートフォリオとして利用します。

「まだ1記事も書いたことがなくて不安・・・」という場合でも、この記事を最後まで読んで実行すれば問題ないので安心してください。

自分の作品集とは、過去の執筆記事やブログ記事を紹介しますが、案件記事を執筆した場合には、著作権の問題があるのでクライアントに確認する必要があります。

著作権とは、著作者が自分の創造した著作物を独占的に利用できる権利のことです。

(参考サイト:文化庁 AIと著作権)https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/93903601_01.pdf

自分はWEBライターとして、「これだけクオリティのある文章が書けます」とアピールする「自己紹介の資料」で、ポートフォリオにはプロフィールの要素も含まれています。

ポートフォリオを広辞苑で調べると「画家やデザイナーなどが自分の作品をまとめたファイル」という意味になります。

(引用サイト:広辞苑無料検索 https://x.gd/1bN6w

WEBライターにおいてポートフォリオはいつ使う?

ポートフォリオは自分をアピールする時に使うので、主に以下の場面で必要になります。

  • クラウドソーシングで応募するとき(プロフィールと一緒に添付する)
  • 就職活動の応募をするとき(履歴書と一緒に添付する)
  • フリーライターになって、企業と直接契約を結ぶ営業をしたとき
  • SNSなどに掲載して仕事依頼を募集するとき
  • 文字単価や報酬の交渉をするとき

ポートフォリオは多いに越したことはありませんが、少なくても相手が判断しづらいので、3記事〜5記事程度は用意しておきましょう。

ポートフォリオの必要性とは

ポートフォリオの必要性は主に2つです。

  • クライアントの判断材料
  • 案件獲得のツール

クライアントは、あなたのポートフォリオを確認することで、どの程度の文章が書けるのか知るための判断材料にしているので、判断基準の一例を紹介します。

  • 誤字脱字はないか
  • 文脈が不自然ではないか
  • 句読点は適切に使っているか
  • 冗長表現はないか
  • 文末表現は適切か
  • 読みづらくないか
  • 一文一義になっているか
  • 1文が40~60文字になっているか
  • 話の筋道は通っているか

文章を書くのであれば、最低限は上記の判断基準をクリアしていなければ、クオリティが低いと判断されるので採用されません。

たとえば、あなたがクライアントの立場だとして、次のどちらを採用するか考えてみてください。

  • (Aさんの記事)

今回は、肥満予防について書いてみたけど何かの本読んだら運動すれば痩せると描いていたから参考にしたらどうですか。

  • (Bさんの記事)

今回は肥満予防について解説します。

一般社団法人日本肥満症予防協会では、次のような内容が記載されています。

「有酸素運動に筋肉トレー二ングを組み合わせると、運動の効果は最大限に発揮され、肥満予防にも効果がある」という内容です。

(参考:一般社団法人日本肥満予防協会)

効率よく痩せたいのであれば、筋肉トレーニングを取り入れましょう。

この2つを比べると、明らかにBさんを採用しますよね。

Aさんの記事は、誤字脱字・言葉使い・文末表現に不備があり、信憑性もなく、文章も読みづらくて幼稚な印象を受けます。

Bさんの記事は、誤字脱字・言葉使い・文末表現に不備はなく、信憑性や権威性があり、文章も読みやすくて説得力があります。

このように同じ内容でも、ライティングのルールを意識すれば質の高い文章が書けるので、ポートフォリオのクオリティも高くなります。

以上のことから、クオリティの低いAさんは不採用となり、Bさんのような記事が書けなければ採用されることは困難です。

また、ポートフォリオがない場合も同様で、あなたの執筆スキルが判断できないので採用されにくいです。

クライアントは、案件にポートフォリオの提出を求めているケースが多く、応募段階でポートフォリオがない人をふるいにかけます。

以上のことから、ポートフォリオはクライアントの要件を満たす目的と、案件獲得のツールとしても必要です。

WEBライターにおいてポートフォリオが重要な理由とは

クラウドソーシングの低単価の案件では、ポートフォリオがなくても案件を獲得できますが、ライティングに慣れてくるとどうしても文字単価をあげたいと思うことは、ごく自然の流れです。

ポートフォリオは、契約しているクライアントに文字単価の値上げ交渉する時には必要ありませんが、別のクライアントで高単価の案件に応募する時にはとても重要になります。

新規で応募すると、相手はあなたのプロフィールとライティングスキルを見て、採用するか判断します。プロフィールが良くても、ポートフォリオのクオリティが低ければ不採用になりかねません。

また、その逆もあって、ポートフォリオのクオリティは申し分ないけど、プロフィールに不備があったり、人柄に問題があれば不採用になる可能性もあります。

自分が今書ける最高のクオリティで、自分らしさを出したポートフォリオを作成しましょう。

WEBライターのポートフォリオ活用方法

WEBライターにとってのポートフォリオは、自分を知ってもらうための名刺代わりであり、自己紹介書や自己PRのようなものです。

そのため、以下のようなときに活用します。

  • クラウドソーシングの案件獲得
  • 求人サイトに応募するとき
  • 転職・就職するとき

具体的な活用法として次のように使用します。

  • 新規案件や継続案件を獲得するときに、自己アピールする
  • 専門分野の案件獲得を狙っているときに、専門分に関する造詣の深さをアピールする
  • ライティングスキルの証明

文字単価0.5円以下の低単価案件の募集では、ポートフォリオを必要としないケースもあります。しかし、文字単価1.0円以上の案件を獲得しようと思えば、必ずと言って良いほど提出を求められます。

また、案件によっては、募集要項に「ポートフォリオの提出は必須」と記載しているケースもあります。

そのため、WEBライターで生計を立てようと考えているなら、ポートフォリオは必須と言えます。

ポートフォリオの活用方法は、あなたがどのような記事が書けるのか、クライアントに知ってもらう状況で活用しおり、その状況とは主に次の3つです。

  • クラウドソーシングに応募するとき
  • WEBサイトやSNS、企業に直接営業するとき
  • 転職や就職するとき

クラウドソーシングでは、クラウドワークスランサーズなどが有名で、ポートフォリオの提出を求められる案件が多数あります。

WEBサイトやSNSの募集案件、転職や就職へ応募する際にもポートフォリオの提出を求められるケースがあります。また、提出を求められない場合でも、ポートフォリオを添付して他者との差別化を図ることをおすすめします。

ただし、応募時の注意点として、クライアントはポートフォリオに対して次のように考えています。

  • 募集案件に応募する場合は、WEBライターを探しているので積極的に見る
  • 募集がない企業へ応募する場合は、現時点でWEBライターを探していないので、見てもらえない可能性がある

プロフィールやポートフォリオに目を通してもらえない可能性もありますが、ダメもとで応募するので先方に失礼のないように心掛けましょう。また、どの状況に応募する場合でも、ポートフォリオは必ず添付して自己アピールすれば採用確率はアップします。

Webライターのポートフォリオ例

WEBライターとして有名な方々のポートフォリオは、どのように書かれているのか参考例としてみていきましょう。

「ゆらり」さんのポートフォリオです。

(参考元:https://yurari.edire.co/

ゆらりさんのポートフォリオには、以下の内容が記載されています。

  • プロフィール
  • できること
  • 得意ジャンル
  • 制作実績
  • 編集・執筆した媒体、コンテンツ・記事
  • 編集・執筆関連のスキル
  • お仕事依頼の連絡先(自身のサイト、X:(旧:Twitter)など)

ゆらりさんは、未経験から始めてフリーランスとして独立しており、有名メディアの執筆経験も多数あります。ポートフォリオも見やすく設計されており、どのような資格や実績があるのか一目でわかります。

佐藤誠一さんのポートフォリオです。

(参考元:https://webwriter-school.net/profile/

「佐藤誠一」さんのポートフォリオには、以下の内容が記載されています。

  • プロフィール
  • 経歴・実績
  • YouTube動画
  • 制作したWEBライティング本の紹介
  • 過去に執筆したジャンル
  • 外部の登壇実績
  • 対応できる業務
  • 得意分野
  • 自分に仕事依頼して得られる未来
  • 仕事のモットーや理念
  • 業務単価
  • 納品できる記事数
  • 受注時の仕事の流れ
  • 連絡先(自身のサイト、X(旧:Twitter))

佐藤誠一さんは、ご自身の経験を活かして転職系を軸に執筆されています。ご自身の実績や現在行っている事業内容をわかりやすく記載しています。

「たなざわ」さんのポートフォリオです。

(参考元:https://tanagami.com/profile/

たなざわさんのポートフォリオには、いかの内容が記載されています。

  • プロフィール
  • 経歴
  • メディア掲載歴
  • 書籍や講座内容を解説
  • 寄稿記事
  • 連絡先(自身のサイト)

たなざわさんのポートフォリオには、生い立ちからWEBライターとして成功した現在までの活動内容が詳細に記載されているのが特徴です。

Mamiko(まみこ)さんのポートフォリオです。

(参考元:https://mamimamiblog.com/webwriter-mamiko-po-toforio/

Mamikoさんのポートフォリオには、以下の内容が記載されています。

  • 経歴
  • ライター歴
  • 経験ジャンル
  • 実績
  • 稼働時間、納期、報酬、執筆時の利用ルール
  • 連絡ツール
  • 連絡先(自身のサイト、X(旧:Twitter)、Instagram)
  • プロフィール

Mamikoさんのポートフォリオは、最後にプロフィールが記載されていることです。一般的にプロフィールは冒頭に書きますが、プロフィールを後回しにすることで、クライアントは知りたい情報から読み進められます。

以上、5名のポートフォリオをご紹介しました。みなさん、特徴ある書き方をされていますが、プロフィール、経歴、実績、対応業務内容、連絡先など、肝心なポイントは必ず記載されています。

ポートフォリオの書き方に厳密なルールはありませんが、クライアントが求めている(知りたい)情報は記載漏れの内容に作成しましょう。

①「初心者向け」Webライターのポートフォリオ提出で書くべき内容とは

まず、「ポートフォリオ」とは自分が執筆してきた記事や文章をまとめた「作品集」です。クライアント(広告主)に自分の事を知っていただく為の「履歴書」になります。

Webライターのお仕事はネット上で完結する場合が多いと思います。

面接の様に、対面でお話が出来れば自分の魅力を伝えやすいですが、ネット上では伝わりにくいです。

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そこで自分の事をアピールするために必要なものが「ポートフォリオ」!

では、「ポートフォリオ」に必要な項目をお伝えします。以下の項目をきっちり用意すれば面接での印象がよくなり、想定外の質問に対応しやすくなります。

  1. 自己紹介・経歴
  2. 提出記事ポートフォリオ(ない場合は後述)
  3. 対応できる業務内容・スキルセット
  4. 記事単価・文字単価
  5. メールアドレス・SNSなどの連絡先

以上の5項目を詳しく解説していきます。

自己紹介・経歴

まずは、自己紹介・経歴について記載しましょう。

今までどのような経歴があり、Webライターとして目指している事、書きたいジャンルや興味・関心がある事を伝え、クライアントに自分の人となりを知っていただく大事な入口になります!

ぜひ、例文を参考にしてみて下さい。

提出例文

はじめまして。

〇〇と申します。以下に経歴や得意分野、執筆実績を記載していますのでご覧ください。

【経歴】

  • 〇〇学校卒業 〇〇科専攻
  • 〇〇会社に就職。店長を5年経験。

【資格】

  • ワープロ検定1級
  • 漢字能力検定2級

【得意分野】

  • 車関係の仕事に務めており、車業界の情報に特化しています。
  • 3年前から資産運用もしており、株式投資の情報などは常にチェックしています。

【執筆ジャンル】

  • 金融
  • 旅行

【自己PR】

ユーザーが見やすく、分かりやすい記事を意識しています。得意分野以外のジャンルも綿密にリサーチしたうえで記事を執筆しています。リサーチ力には自信がありますので、ご相談ください。

自分が得意としているジャンルを絞り、アピールした方が仕事につながりやすいです。初心者で記事をまだ執筆した事がない方は自分が経験した仕事や趣味、興味がある事など具体的に提案するとクライアントの目に留まりやすくなります。

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「なんでも書けます。」では伝わりにくいので、注意しましょう!

提出記事ポートフォリオ(ない場合の対処法は後述)

今までに執筆した記事があれば、情報を記載しておきましょう。

執筆した記事が何本もある場合は、特に見てほしい記事を3本ほどピックアップした方が強みが伝わりやすいです。

記事のURLを記載し、直接見ていただける事が1番ですが、著作権の関係や提出先のクライアントから了承が得られない場合は、記事の内容のみ記載しましょう。

まだ、記事を書いたことがない方は後ほど対処法を記載していますのでそちらをご覧ください。

【執筆実績】
  • 記事掲載日:2023年〇月〇日
  • 提携先:〇〇会社
  • 記事タイトル:新車オススメ情報
  • URL:コピーして貼り付ける

車に関する記事で、新車オススメの車種について掲載しています。

車の購入で悩んでる方に向けて書いています。

また、著作権の関係で掲載することは出来ませんが、資産運用の方法の記事についても執筆した経験があります。

クライアントがポートフォリオを見て、「この人はこういう記事を書いているから任せて大丈夫そうだな。」と思っていただける内容にしましょう。

対応できる業務内容・スキルセット

キーワード選定、構成、記事作成、投稿、取材、インタビュー、写真撮影など対応可能な作業範囲を掲載しておきまよう。

たとえば、多くのWEBライターが書く項目としてあげられるのが

  • 記事執筆
  • 見出し構成の作成
  • 記事の添削
  • 記事のリライト
  • WordPress入稿
  • キーワード選定

などがあります。

執筆可能なジャンル以外に、対応可能な業務内容もクライアントがライターを選ぶ大事な基準になります。出来るだけ詳しく記載しましょう。

取材やインタビューは対応可能なエリアも詳しく記載しておくと良いです。

記事単価・文字単価

希望する目安の金額を記載します。

記事単価、文字単価で記載するのが一般的ですが、独自の費用目安がある場合はその旨を記載しましょう。

文字短歌と文字数の書き方

文字単価:〇円~
文字数:〇〇〇〇字程度

価格は目安になりますので、お気軽にご相談下さい.

自分の中で譲れない価格を決めておき、お互いに納得のいく金額で仕事を受注するようにしましょう。

メールアドレス・SNSなどの連絡先

連絡先のメールアドレスや申し込みフォームを記載しておきます。

メールアドレスは個人のものではなく、仕事用のメールアドレスを作成し、そちらを掲載しましょう。

迷惑メールが心配な場合は、「Googleフォーム」などを活用しましょう。

InstagramやTwitterを使用する場合は、Webライター専用のアカウントを作成し、ポートフォリオのURLを掲載しておくと受注に繋がりやすいです。

実際に実名・実写でのTwitterアカウントはこちらになります。

https://twitter.com/webeaaaat

ライター案件がDMでくることもあるので、作っていて損はありませんよ。

②経験者向け WEBライターポートフォリオに載せるべき内容とは

WEBライターがポートフォリオに載せるべき項目は、主に9つです。

  • 自己紹介
  • 経歴
  • スキル、保有資格
  • 執筆の得意分野
  • 実績
  • 実際の執筆記事URL
  • 業務対応範囲
  • 対応文字数・単価
  • 連絡先

それぞれ例文を使って、実際の作成方法を解説します。

自己紹介

自己紹介は、あなたがどういう人物なのかクライアントに知ってもらう必要があるので、丁寧に書きましょう。また、自己紹介では下表の項目を書きます。

項目書き方意図




自己紹介
氏名、ペンネーム執筆五郎
三毛猫ライターなど
できれば本名の方が採用率は高い。
年齢36歳、30代、30代後半具体的に書けばイメージしやすい

住所
東京都在住
長野県で田舎暮らし、など
具体的に書くとセキュリティ上の問題があるので都道府県だけでも良い
性別男性、女性、未回答書いておけばイメージしやすい
趣味読書
音楽鑑賞、など
趣味から執筆依頼に発展する可能性もある

経歴
最終学歴
職歴
WEBライターとしての活動経歴など
経歴から執筆依頼に発展するケースもある

スキル・保有資格
SEOライティング
日本語検定1級
ビジネス著作権検定
医師免許など
専門的知識・経験を持っているのか判断できる
長文だと読まれない可能性が高い
簡潔に書く
執筆の得意分野美容関係
医療関係
金融関係、など
どの分野に精通しているのか判断できて、他の執筆依頼にも発展する
得意ジャンルや対応できるジャンルをすべて書く
応募者多数の場合などは、他ジャンルで依頼したいクライアントもいる
実績SEOで上位表示10件
執筆記事200件
WEBライターとしての経験がわかる
スキルを裏付ける実績を書く
例えば、「独自でシステムを見直して年商1億円アップさせることに貢献した」など、具体的に書く
実際の執筆記事URLタイトル「〇〇をわかりやすく解説」https://www.*****執筆スキルやクオリティがわかる
業務対応範囲構成、取材執筆、画像選定
WordPress入稿など
どこまで対応できるのか、発注時の目安になる
対応文字数・単価文字数:3千文字~8千文字
200文字~3万文字まで対応可能文字単価:1.0円/字~1記事:1万円~
採用時と発注時の目安になる。
「文字単価0.5円~」「文字単価1円~」と書く
記事単価で書く方法もあるが、初心者は文字単価が無難である
連絡先お問い合わせ先:Gmailアドレス、SNSアカウントなど連絡先が明記されていなければ連絡できない
クライアントから連絡をもらうために連絡先の記載は必須
ただし、電話番号ではなく、GmailやOutlookなどのメールアドレスを記載すること
電話番号を記載すると、第三者から迷惑電話がかかってくる可能性があるので要注意
所在地など、個人が特定される詳細情報は記載しないこと

自己紹介は以下のように書きます。


WEBライターの〇〇です。

〇〇大学卒業後に、大手IT企業に営業職として就職しました。

3年勤務した後、経験と知識を活かしてフリーのWEBライターとして活動中です。


詳細に書く必要はなく、簡潔で構いません。

経歴や経験は、WEBライターになるまでの職歴や今までの経験で得たこと、ライターとしての活動実績などを書きます。

また、ライティングに活かせる保有資格はすべて書きましょう。例えば、調理師免許なんかライティングに役に立たないと思うかもしれませんが、調理師免許取得の勉強方法や料理関連のライティングに経験や実績を活かせます。

執筆経験は、執筆したジャンルや記事本数などを書きます。趣味も経験のひとつとして捉えてください。ムダなように思えても、クライアントによっては別件の仕事を割り振ってもらえることがあります。

対応できる業務内容は、キーワード選定、構成、執筆、修正、WordPressへの入稿など、実際に対応できる業務内容を記載します。

ただし、仕事をもらいたいがために、できないことやウソは書かないでください。もし、クライアントが信用して仕事を依頼した場合、要望通りにできなかったときには、クライアントに多大な迷惑がかかるので十分注意してください。

参考単価ですが、自分のライティングスキルに見合った単価を設定しましょう。単価がわからないときは、クラウドソーシングなどの募集案件を見て、執筆が無理そうならその単価は自分に不釣り合いだと判断してください。

初心者で多少のライティング経験があれば、文字単価1円〜が無難でしょう。欲を出して文字単価3円〜5円と記載しても、経験やポートフォリオを見れば金額にふさわしくないと判断されます。また、クライアントにも予算があるので、予算に合致しないライターはその時点で除外されるので単価設定には注意しましょう。

どんなにポートフォリオが良くて、仕事を依頼したいと思っても、連絡先の記載がなければクライアントは連絡できません。そのため、必ず連絡の有無を確認できる連絡先を記載してください。

私の実体験ですが、専門分野の案件に応募する際、得意ジャンルに「まとめ記事」も記載して応募しました。テストライティングを受けましたが、専門分野に精通した応募者が多数いたので該当案件には不採用でした。

しかし、「別ジャンルのまとめ記事を執筆してもらい」という依頼をいただき、そのクライアント様とは現在でも1〜2カ月に数記事依頼を受けています。

クライアントによっては、自己紹介文のどの部分が目に留まるかわかりません。そのため、自信を持って執筆できること、リサーチすれば何とかなりそうなこと、経験をライティングに活かせることなど、積極的に記載しておけば案件獲得に役立ちます。

自己紹介文は、「こんなこと書いても意味ないよな?」というスキルや経験でも、クライアントが見ればお宝発見かもしれません。せっかく応募するなら、1カ所でもクライアントの目に留まるように積極的に記載することをおすすめします。

ステップ3:プロフィールを書く

プロフィールは前述したように、箇条書きで簡潔に書いた方が読みやすいのでおすすめですが、誤字脱字や文末表現などには注意しましょう。

ポートフォリオが良くても、プロフィールでミスが目立てば「ポートフォリオだけ、ミスしないように書いたのかな?」と判断され、不採用になりかねないので手を抜かず、1文字の誤字脱字もないように書いてください。また、ポートフォリオには、記事を書いた経緯や情熱などの文章を添えると効果的です。

Webライターのポートフォリオ例

ポートフォリオの参考例を紹介します。

(ポートフォリオの例)


はじめまして、WEBライターをしている執筆五郎と申します。

以下にプロフィールや経歴、執筆実績をまとめておりますので、一読していただければ幸いです。

(プロフィール)

  • 東京都在住、36歳 男性 独身
  • 〇〇大学〇〇学部を専攻
  • 卒業後は、大手自動車製造メーカーの営業職に就職

(経歴)

  • 〇〇大学〇〇学部卒業し、大手企業の営業職として就職
  • 営業で培った知識と経験を生かして、副業としてWEBライターをはじめる
  • WEBライターだけで生計を立てるめどがついたので、5年後に退職して独立
  • 現在、WEBライター歴8年の実績がある

(趣味)

  • 読書
  • 音楽鑑賞
  • マラソン

特に読書が好きなので、趣味を生かせるWEBライターとして活動しています。

(スキル・保有資格)

  • SEOライティング
  • 日本語検定1級
  • ビジネス著作権検定
  • 医師免許

(執筆の得意分野)

  • 美容関係
  • 医療関係
  • 金融関係

(実績)

  • SEOで上位表示10件
  • 執筆記事200件

(過去の執筆記事)

  • タイトル「〇〇をわかりやすく解説」

https://www.*****.jp

〇〇についてユーザーの理解を深めるため、実体験を赤裸々に書きました。

  • タイトル「〇〇を徹底比較!厳選した〇〇5選」

https://www*****.com

〇〇を実際に体験し、比較検討しました。

(業務対応範囲)

  • 構成
  • 取材
  • 執筆
  • 画像選定
  • WordPress入稿

(対応文字数・文字単価)

  • 文字数:5千文字~3万文字まで対応可能
  • 文字単価:1.0円/字~

(連絡先)

お問い合わせ先:****@gmail.co.jp

最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。


参考例のように、必要項目を簡潔に箇条書きで書けば問題ありませんが、下記には注意しましょう。

  • 自分を詳しく知ってもらうために長文で書くと、飽きられる可能性がある
  • 住所や連絡先など、個人が特定される内容は安全面を考慮して必要以上の記載は避ける
  • 文字単価を相場より高く設定すると予算に合致しないケースがあり、不採用になる

また、自分を良く見せようと虚偽の記載をすると、採用されても対応できなければ自分がつらい思いをします。

さらに、修正が多発したり、納品できなかったりするとクライアントに多大な迷惑をかける事態になり、契約の打ち切りや次回以降の契約はしてもらえないこともあるので注意しましょう。

WEBライターのポートフォリオ作成手順

それでは、実際にWEBライターに必要なポートフォリオの具体的な作り方について解説します。

WordPress・はてなブログ・noteのどれかでブログを開設する

結論から言うと、すばやくササッとポートフォリオを作りたいならnote一択です。

初心者でも操作しやすく、ベテランライターもnoteを使ってポートフォリオを作っています。

WordPressは初心者の方はサーバー代(月1,000円〜)やドメイン代(月100円〜)が必要です。しかし、WordPressサイトはこのサイトでも作られており、SEO流入を狙いたい方はWordPressを検討しましょう。

しかし、急いでいる場合はnoteで大丈夫です。その後WordPressブログを開設すれば大丈夫です。

まず、ブログを開設する必要性から説明します。WEBライターは案件を受けて、依頼主の趣旨に沿ったライティングからはじまります。

この作業工程は普通のことですが、いざポートフォリオとなると少し注意点があります。

過去の案件で執筆した記事をポートフォリオとして使う場合、その時のクライアントが「著作権は気にせず、使用しても良いですよ」と許可があれば、当然利用するでしょう。

そして、新規のクライアントにそのまま提出すると、相手は当然のように案件記事か確認します。

案件記事であることがわかると、相手は「編集者やディレクターの手直しが入っている」と認識し、正確な判断ができないし、初心者で経験が少ないと判断され、不採用になりかねません。

以上のことを防ぐためにも、誰の手も加えられていない、オリジナルのポートフォリオを見てもらう必要があります。

そのために自分のブログサイトを作る必要性があります。

自分のブログサイトにポートフォリオを掲載し、尚且つ、ブログ記事も執筆していれば、自信を持って「自分のブログサイトを見てください」とアピールできます。

相手も興味を持って前向きに対応してくれるでしょう。

前置きが長くなりましたが、ブログサイトには主に以下のようなものがあります。

料金ブログサイト利用内容




有料
WordPress基本的には有料(月額数百円~千円前後の費用がかかる)一部無料で利用できるサービスあり
世界中で利用されており、多くの企業も利用している
独自ドメインを取得できる
デザインも自由にカスタマイズできる操作を覚えるまでに時間がかかる
操作できれば、執筆以外に報酬をもらえる場合が多い
ポートフォリオを作成してブログを始めるには最適
















無料
はてなブログ無料で利用できるブログサイトアフィリエイト広告を貼れる有料プランもあり、独自ドメインを取得できる
はてなブックマークで情報収集ができる
無料でブログを始めたい人におすすめ
note文章や音楽・写真などのコンテンツを販売できる
クリエイターに人気ファンと交流できる
BloggerGoogleが提供しているブログサービスGoogleアカウントがあれば利用できる
アフィリエイトの収益化も可能スマホでも広告表示はない
アドセンスや独自ドメインの設定も無料
ライブドアブログ機能のすべてを無料で使える
独自ドメインを設定できる
パソコンで利用すれば広告を非表示にできる
アメーバブログ国内最大級の無料ブログサービス
芸能人のブログも多い
会員同士のコミュニケーションが頻繁に行われている
楽天ブログ画像容量は無制限
楽天IDがあればすぐに始められる
楽天アフィリエイトが利用できる
LINE BLOG表示速度が速い
ブログの編集や投稿はスマホのアプリケーションで行う
パソコンでは利用できない
FC2ブログギャンブルやアダルトなど、他のブログサービスが禁止しているジャンルでも利用できる

5,500種類以上のテンプレートを利用できる
JUGEM3,000以上のデザインテンプレートがあるSNSと連携できるアフィリエイトが利用できる
有料プランでは独自ドメインを利用できる

特に有名なのは以下の3種類です。

この他にもブログサービスはありますが、特に人気や操作性など総合して、この3つの内のどれかでサイトを開設することをおすすめします。以下にそれぞれの特徴を説明します。

ブログ名WordPressはてなブログnote
利用料金有料無料無料
サーバーの有無なしなしあり
商用利用可能可能可能
運営側の広告ありありなり

無料ブログサービスを利用すれば、すぐに始められるものもありますが、ブログを始める場合は「WordPress」が一番おすすめです。

なぜなら、自分独自のドメインを取得できるので、運営サイトの都合で自身が作成した記事を削除される心配がないからです。

例えば、無料ブログサービスでは、自分用の独自ドメインを取得できず、運営サイトの都合によって記事が削除される可能性があります。

無料ブログサービスの中には独自のドメインを取得できるものもありますが、日本企業の多くが利用しているWordPressを利用することをおすすめします。

利用は有料ですがデザインの得意な方であれば、ライティング以外にもWEBデザイナーとして仕事を受けることも可能です。

利用料金:サイトを利用する時に必要な料金
サーバーの有無:WordPressは作成ーツールで、別にサーバーに登録する必要あり(有料)
商用利用:営利目的での利用
運営側の広告:ブログ運営側がブログ上に設置する広告

WordPress

WordPressは世界中で4割の人が使用しており、最も人気のあるブログ作成のソフトウエアです。PHPといわれるプログラミング言語を使用しており、ブログだけでなくホームページやECサイト、ネットショップなどにも活用されています。

「ブログサイトを作る」と聞くと、専門的で難しいと思うかもしれませんが「視覚的に操作ができる」ので、初心者でもサイトが作れます。使いこなすには多少の勉強は必要になりますが、慣れれば仕事の幅が広がります。

しかし、利用するには有料となり、別でレンタルサーバーでサーバー契約とドメイン取得を行う必要がありますが、料金がかかっても利用する価値はあります。

また、「WordPressが使える」ことは応募する時に有利で、アピールポイントになります。本気でWEBライターを目指す人は必ず検討してみましょう。

WordPressで作成されているポートフォリオ参考例

(参考サイト:ぽかねろ様のポートフォリオ)
https://writer.pokanero.com/portfolio/

ぽかねろ様はエンタメや副業、ギャンブルなど幅広いジャンルで執筆されており、全体的にスッキリして見やすいです。ご自身の理念や問い合わせ先も掲載されて、自分に何ができるかもわかりやすく明記されているので、依頼もしやすいと思います。プロフィールもポートフォリオ同様、スッキリして見やすいです。

はてなブログ

「株式会社はてな」が運営しているブログサービスで、無料で利用できます。特徴は、SEOに強く、操作性が良く、デザインのテンプレートが用意されており、セキュリティやメンテナンスの手間が必要ない分、初心者でも手軽に利用できます。

基本的には無料で利用できますが、ある程度の制限があり、サイトを充実させたい人やいろいろなことをしたい人は有料プランも検討しましょう。

note

「note株式会社」が提供しているブログサービスで、無料で利用できます。特徴は、文章記事を無料で公開できて、さらに記事の有料販売も行えます。また、無料登録をするだけで記事が書けて、操作も簡単なので初心者の人でもすぐに利用できます。

手軽に無料ではじめられるので、まずはnoteから投稿をはじめて、執筆にも慣れて自信がついたら、他の有料サイトも検討してみる方法もあります。

noteで作成されたポートフォリオ参考例

(参考サイト:川並まどか様のポートフォリオ)https://note.com/g0712007/n/nb059145395c0

とてもシンプルでわかりやすく、詳細に掲載されています。画像が少ないので見やすいです。

本気でWEBライターを目指す場合はWordPressがおすすめですが、とりあえずという人は、noteからはじめてみてはいかがでしょうか。

ツール名料金特徴
WordPress(ワードプレス)有料・無料ホームページ作成ツールで、多くの企業が利用しているオリジナルの自分専用サイトが作れる自由度が高い分、多少の専門知識が必要で慣れないと使いづらい無料プランは制限があり、自分専用のURLは付与されない
note(ノート)無料初心者でも操作しやすい「仕事依頼」にポートフォリオを追加できる文章を書くことに向いている
Ameba Ownd(アメーバオウンド)有料・無料無料プランはページ数と画像容量に制限があるデザイン豊富なテンプレートがあり、操作もしやすいホームページ作成ツールで、ブログとしても使用できる

この他にedireco(エディレコ)、Jimdo(ジンドゥー)などもあるので、それぞれの特徴や使い勝手、料金なども参考に自分に合ったツールを選びましょう。

SEO・ライティングの基礎知識をインプット

ポートフォリオを作成するには基本的なルールがあるので、まずは基礎知識をしっかり覚えることが肝心です。

SEOを意識する

SEOとは、(Serch Engine Optimization:サーチ・エンジン・オプティマイゼーションの略)で「検索エンジン最適化」の意味です。

検索エンジンで何か検索した時に、多くの人は最初のページを見るだけで、2ページ目以降はあまり見ないと思います。そのため、1ページ目に表示される必要があり、大勢の悩みや困りごとを解決させる内容と人をひきつける文章力が大事になります。

まず、検索エンジンとは何かといいますと、一般的に「検索サイト」のことです。

検索エンジンとは以下のものです。

  • google
  • Yahoo!
  • Bing
  • DuckDuckGo
  • 百度(Baidu)
  • Naver
  • YANDEX など

最初のページに表示させれば多くの人の目に止まって、記事やブログを読んでくれる確率が高くなります。

だから、どの法人や個人事業主も、多くの人に商品などを宣伝するため、SEOを意識しています。

具体的に説明すると、集客が多くなれば利益アップにもつながるので、ホームページやブログサイト、SNSなどにWEB広告を掲載しています。しかし、ホームページなどにWEB広告を掲載しても、そのサイトを見てもらわなければ意味がありません。

そのため、ホームページなどに載せるだけなく、役立つ情報の記事を多く書いて人の興味をひきつける必要があります。多くの人が興味を持てば、その記事が評価され、検索順位は上位に表示されます。

その記事にWEB広告を掲載していれば、必然と大勢の人の目に止まり、テレビCMや雑誌広告などの宣伝をしなくても、宣伝効果を得られます。だからWEBライターは、人が興味を持つ文章が書ける必要があります。WEBライターにとってSEO対策ができることは必須条件です。

ライティングの基礎知識

ここではWEBライティングについて解説しますので、以下の点に注意しましょう。

  • 誤字脱字

誤字脱字はWEBライティングに限らず、資料作成やプレゼン、報告書などさまざまな場面で文字は必要になります。その時に誤字脱字があれば、読まれなくなったり、信用がなくなる可能性もあるので十分注意しましょう。

特にWEBライターとしては致命傷になりかねないので、できれば音読で読み返して、文章に違和感がないか?誤字脱字はないか?チェックするようにしましょう。

ここで面倒だと適当にすると、誤字脱字がひどく、文章も支離滅裂で案件の獲得はおろか、何度応募しても評価が低いままで相手にしてくれないでしょう。

  • 漢字のひらき

業界用語で「漢字をひらく」と使われていますが、たとえば「繋ぐ」の漢字をひらくと「つなぐ」になります。

「例えば→たとえば」「備える→そなえる」みたいに誰でも読めるように漢字をひらがなにする必要があります。

場合によっては専門分野での専門用語はひらくと逆に読み辛くなったり、信憑性が下がる可能性もあるので例外もあります。

  • 表記ゆれ

表記ゆれとは、固有名称の書き方が統一されていないことを指します。たとえば「WEB、ウェブ」「プログラマー、プログラマ」など、同じ意味の言葉が混ざっていると読みにくいので、どちらかに統一させる必要があります。

  • SEO対策と文章構成

SEO対策では、「タイトル・見出し・構成」がとても大事で、大きな役割を果たします。そのため、企業には専門の担当者がいるほど重要になります。

ライティング案件を受けたときに、タイトルから構成まで書かれたものを渡されて書くこともあるし、キーワードだけ渡されて書く場合もあります。キーワードだけの場合は、この内容を十分意識して執筆しましょう。

  • 文章チェック

ライティングで処罰を受けることもある「コピペ」は著作権の兼ね合いもあるし、文章が似ているので、オリジナル性が全くありません。

案件を受けた場合は企業へ納品しますが、その際、コピペをどれだけしているか厳しいチェックを受けます。必要以上の悪質なコピペが判明すると処罰の対象となったり、悪質でないとしても、修正依頼がきます。

また、最近ではChatGPTで文章をそのまま書く人もいますが、これも専用ツールですぐにバレます。ChatGPTを使うなと言っているのではなく、わからない専門用語や体験したことのない状況をイメージする時などには使ってください。

ChatGPTをうまく活用して、コピペの少ないオリジナルの文章が書けるように頑張りましょう。

ジャンルを1つに絞って3記事3000文字前後で記事を執筆する

文字数は3,000〜5,000字がベストです。なぜなら、1,000字程度だと、構成がわかりづらく判断が難しいからです。また、ネット上にある記事の多くは3,000字以上あり、文字数が少ないとクライアントが求めている規定文字数を満たせるのか不安材料として判断されます。

ジャンルは、自分の得意ジャンルの記事で構いません。ただし、ニッチなジャンルだと募集案件が限られているので案件に応募すること自体が困難です。

また、WEBライター1本で生計を立てようと考えている場合は、事前にどのような案件が多いのかリサーチしましょう。
ちなみに案件が多く、高単価のジャンルは不動産、金融、美容、転職などです。

実績がない段階では、何を書いていいのかわからないと思います。その時は好きなジャンルを1つに絞って書きましょう。自分の趣味や興味のあること、これなら自信を持って書けるものを選んでください。

そして、1つの記事で3,000文字を目標に書き、最低でも3つの記事を用意しておきましょう。1つや2つの記事ではクライアントが判断しにくいため、できれば5記事ほど執筆してもいいと思います。

ただし、どれも同じ内容だと「コピペしてる?」と思われかねないので、違った視点や言い回しで執筆することをおすすめします。

書き方としては以下の点に注意して書きましょう。

  1. 執筆内容を誰に伝えたいかできるだけ具体的にイメージすることです。親や兄弟、友達、会社の同僚、趣味仲間など、身近な人の方がイメージしやすいと思います。
  1. イメージできたら、その人が検索しそうなキーワードを必ず記事のタイトルに入れます。
  1. なぜ、その人はそのキーワードを検索したのかを考えます。その答えをどの立場で回答するのか決めます。「専門家なのか、同じ境遇の人なのか」自分の書きやすい立場で大丈夫です。
  1. ここまでくればあとは、決めた立場の人になり切って執筆するだけです。ただし、誹謗中傷するような内容はご法度なので注意しましょう。

ひとつのキーワードに対して、さまざまな視点から執筆できることもアピールポイントなので自信を持って書いてください。

ポートフォリオで最も重要なポイントは実績なので、実際に3~5記事ほどジャンルの違う記事を執筆しますが、理由として、多様な書き方をアピールできるのでジャンルを分けます。

同じジャンルだと、どうしてもトンマナ(トーン&マナー)が似てくるので、5記事提出しても同じ印象を与えるだけで、あまり意味がありません

例えば、金融系の企業に向けたコラムでは堅い文章が好まれますが、旅行や子育てメディアのようにやさしい言い回しが求められている場合もあります。

そのため、美容系・金融系・アウトドア系のように、あなたの趣味や得意分野をジャンル分けして、各1記事ずつくらいを執筆することをおすすめします。

そして書いた分だけ実績は蓄積してスキルは向上しますが、実績やスキルがなくても、各1記事ずつあれば十分応募できるので安心してください。また、すでに実績がある場合は、その中から応募案件に合う記事を3つほど選択すれば大丈夫です。

ジャンルや執筆内容が、案件にそぐわない場合には慎重に選択するか、新たに執筆することも検討しましょう。

さらに、実績だからと案件に不釣り合いな記事を提出すると、「この人は、わが社が求めているライターではない」と判断され、不採用になる可能性もあるので慎重に選択しましょう。

1つ1つの記事に紹介文、作成理由を3行程度作成

ただ漠然とキーワードや見出し、構成に沿って書くだけではなく、「なぜ、この記事を書いたのか」「どういう経緯で書いたのか」「どんな意図があって書いたのか」など、紹介文や作成理由を3行程度、簡単に書くようにしましょう。

そうすることで、読者も感情移入しやすくなり、読み進めてくれます。

ポートフォリオに載せるべき記事の選び方

ポートフォリオに載せるべき記事の選び方のポイントは、以下の2つです。

  • あなたの得意分野・専門分野がアピールできる記事
  • クライアントのニーズに合った記事

得意分野・専門分野の記事を選ぶことであなたの専門性をアピールできます。また、クライアントのニーズに合った記事を選べば採用率がアップします。

ただし、クライアントのニーズに合わない記事では、依頼内容との方向性が違うと判断され、不採用になる可能性があるので注意しましょう。

初心者WEBライターがポートフォリオで作るときの注意点・コツとは

続いて、Webライターが仕事を獲得する上で、重要なポートフォリオの作り方について説明をしていきます。

自己紹介文の作成方法を理解する

自己紹介文は、あなたの人物像をクライアントに紹介してアピールすることが目的なので、以下の点を抑えておきましょう。

  • 名前
  • 経歴、職歴、ライター歴
  • 資格、実績
  • 業務対応範囲
  • 心掛けていること
  • 受注単価
  • 連絡先

特にプロフィール写真は、実写がおすすめです。動物や風景写真などでは人物像がイメージしづらいので、できれば実写にして自己アピールをしましょう。

ライター歴や実績も重要で、クライアントが発注したいと思うような資格や実体験を書くことも効果的で、執筆した記事のURLを2~3つほど記載します。

また、業務対応範囲では、構成、リライト、執筆、インタビュー、Wordpress入稿など実際に対応できる内容を書き、納期厳守や返信はリアルタイムでするなど、心掛けていることも添えましょう
受注単価は依頼内容によって異なるので、単価をリサーチして相場単価を記載しましょう。あまり高額だと敬遠されるので注意することと、必ず連絡先の記載を忘れないようにしてください。

得意ジャンルを3つまでに絞る(何でもできますは避けよう)

ポートフォリオを作成する場合は、得意なジャンルや強みを活かしましょう。

何でもできますと伝えてしまうと不得意な事にも手を出してしまい、自分を苦しめる事になりかねないので注意しましょう。

得意なジャンルであれば、ある程度の知識もあり、リサーチをする時にもより詳しく調べたくなるはずです。執筆する際も、楽しみながら書くことができ、熱も入り、スピードも上がります。

結果的に、読者を惹きつける文章が書けると思います。

Webライターを続けていくために、初心者の方はモチベーションの上がる得意なジャンルがあれば続けやすいです。慣れてきたら、知見を広める為にも他のジャンルへ挑戦してみましょう!

ポートフォリオ記事の誤字脱字は極力減らそう(音読2回は必須)

記事をクライアントに提出、あるいは公開する前にしっかりと校正をおこない、誤字脱字を減らしましょう。

校正もせず、誤字脱字だらけで提出してしまうとクライアントの印象も悪くなるばかりか仕事を増やしてしまう事になります。

そうなると継続して仕事を受注できなくなったり、評価も下がってしまいます。

ウィビー助手

最低限のルールとして、誤字脱字を減らす為にも音読2回は必須です!

  • 誤字脱字、冗長表現、表記ゆれ
  • コピペ
  • AIを使った執筆
  • 個人情報の記載
  • 初心者と言わない

誤字脱字や冗長表現などはライターにとって、やっていけない代表的なものです。

また、他人の記事をコピペすることもクライアントは嫌います。理由として、コピペすると検索エンジンからスパムと認識されたり、類似記事と判断されてサイトの評価が下がるからです。

さらに、応募案件が「AIライティング可」の案件であれば問題ありませんが、一般的なライティング案件に応募する際には、AIライティングは敬遠される傾向にあります。

そのため、募集案件がAIを使っても良いのか、事前に確認することも重要です。

ここまではWEBライターの基礎的な内容ですが、特に注意すべきは個人を特定される情報を記載しないことです。

例えば、「〇〇県〇〇市〇〇町1-2-3」のように記載すると住所を特定されるので、所在地を記載するときは「〇〇県在住」にしましょう。また、連絡先も電話番号ではなく、Gmailアドレスなどを使って個人を特定されない工夫も必要です。

特に以下の3つには注意してください。

  • 誤字脱字は必ずチェックして修正する
  • 箇条書き・図表を使って読者の理解を深める工夫をする
  • ライティング以外のスキルもアピールする

誤字脱字があるとライターにとっては致命傷となり、不採用が確定しているといっても良いでしょう。

例えば、以下の文章で説明します。

  • 「生カキ」を食べて食中毒を起こしたが、ノロウイルスやビブリオ菌が原因である
  • 「生柿」を食べて食中毒を起こしたが、ノロウイルスやビブリオ菌が原因である

どちらも同じ「なまかき」ですが意味は異なります。通常、ノロウイルスやビブリオ菌が原因で食中毒になるのは「生カキ」です。

このように誤字脱字を見過ごして掲載すると、読者に謝った情報を与えてしまう恐れがあるので、誤字脱字や謝った表現などは厳しくチェックしています。

読者の理解を深める工夫として、箇条書きや図表を使って視覚的にも見やすい記事にすることも大切です。

また、クライアントの目に留まるポイントは、ライティングスキルだけではなく、資格や実務経験、趣味などもチェックしています。

キーワード選定、構成、校正、WordPress入稿など、ライティング以外の仕事を任せられるスキルがあれば積極的にアピールしましょう。前述の作業を巻き取れば、報酬もアップするし、クライアントも作業負担が軽減するので助かります。

ポートフォリオの経歴・実績のアピール方法に気を付ける

経歴と実績をアピールするには、リサーチした情報以外の実体験や経験からしか得られない情報を記載することです。

リサーチすれば誰でも得られる情報であれば、あなたに依頼する必要はありません。そのため、他者との差別化とあなたにぜひ依頼したいと思わせるためにも、実体験や専門分野に在籍していなければ知り得ない知識や情報を記載して、クライアントにアピールしましょう。

ただし、社秘義務や機密情報漏えいの危険があるので、必ず企業に使用許可の承諾を得てください。

WEBライターポートフォリオを適度に更新しよう

ポートフォリオは一度作成したら終わりではありません。最低でも1〜2カ月に1回は見直す必要があります。なぜなら、ライティングを続けていれば、自然にスキルは向上して以前のままではないからです。

また、ポートフォリオを更新していないと以下のような弊害があります。

  • あまりWEBライターとして活動していない人だと思われる
  • 高単価案件に応募しても以前のスキルで書いた記事を見てもらうことになる

いくらスキルアップしても、ポートフォリオが以前のままだと、現状スキルを確認してもらうわけではないので高単価案件の獲得は困難です。


そのため、ポートフォリオは定期的に更新する必要があり、ライター活動やスキルアップしていることをアピールしましょう。

記事のクオリティ管理とは、ポートフォリオの内容や表現を常に最適な状態に保つことです。最適な状態に保つためには、次の点に気を付けましょう。

  • 目的やターゲットを明確にする
  • わかりやすい構成やレイアウトにする
  • 具体的かつ正確な内容や表現にする
  • 常に内容を更新し続ける

目的やターゲットを明確にすることで、クライアントや企業に対するアピールの仕方が変わります。たとえば、ダイエット系と金融系ではターゲットや目的が異なるので、ポートフォリオの内容を変更する必要があります。

構成やレイアウトもわかりやすいように、見出しや目次、画像などを工夫して作成します。内容や表現は、リサーチ方法や検索ツール、読者の悩みなど、完成までの経緯を具体的かつ正確に記載しましょう。

また、ポートフォリオを見る人は、あなたのスキルを確認するために閲覧しているので、内容は常に更新し続ける必要があります。

更新作業は大変ですが案件獲得には重要なので、新しい記事は追加、古い記事は見直し、不要な記事は削除するなど、常に何か手を加えて更新し続けましょう。

提出記事は絞ろう(多ければ良いわけではない)

ポートフォリオとして提出する記事は、絞り込みましょう。

「評価が高く品質の良い記事」「クライアントの求めているジャンル記事」に絞り、提出した方がレスポンスは早くなります。

たくさん用意してしまうと、読まれない記事もあるでしょう。せっかく提出するのであれば、自信があり読んでほしい記事を提出した方が、クライアントにも伝わりやすいので工夫してみましょう。

以下の図はポートフォリオのテンプレートになります。注意点の説明をする前にどのようなものか、イメージしてもらうために作成しましたので参考にしてください。

基礎知識だけでは案件獲得は難しいので、WEBライターとして、ポートフォリオを作成するときの注意点を解説します。上図をイメージしながら読み進めてください。

ポートフォリオ作成にはコツがあり、次の5つに注意して作ります。

  • 誤字脱字、表記ゆれ
  • 自分の経験、スキル、資格
  • 趣味などで他者との差別化をする
  • 視覚的にわかりやすくする
  • 定期的にポートフォリオを更新する

ポートフォリオは、あなたをアピールすることと、執筆スキルを確認してもらうことが目的なので上記のコツを意識してください。

誤字脱字や表記ゆれなど、WEBライターとして当たり前のことができない場合は、その時点で不採用です。

表記ゆれとは同じ意味の言葉を異なった書き方で表現し、表記が同じ記事で複数ある状態です。(例:WEBとWebが同じ記事に混在していると見栄えが悪い)

また、経験・スキル・資格・趣味など、他者との差別化ができると感じたことは積極的に記載し、箇条書きを使って視覚的にも読みやすく、わかりやすい文章を書くこともアピールポイントです。

さらに、いつまでも同じポートフォリオを使っていると、いくらスキルアップしてもクライアントに伝わりません。

WEBライターの経験を積めば、あなたの執筆スキルも向上してくるので、ポートフォリオは1〜2カ月に1回は更新する必要があります。

著作権に気を付けよう

作成時の注意点は、「著作権」「個人情報」の2つです。すでに、案件記事をクライアントに納品している場合は注意が必要です。

ほとんどの案件では、記事の著作権はクライアント側にあり、無断使用を禁じてます。そのため、納品後の記事をポートフォリオに使用する場合は、必ずクライアントに使用許可を確認しましょう。

許可なく無断で使用すると、著作権侵害で裁判沙汰になるケースがあるので注意してください。

また、個人情報の流出にも注意しましょう。セキュリティの観点でも、あなた個人が特定されるような情報(たとえば、住所を詳細に書くなど)は掲載してはいけません。

初心者と自称しない

ポートフォリオを作成する時は「自分はWEBライターの経験者だ」と思い込んで執筆しましょう。生真面目に「自分は初心者です」と伝えると、いくら人間性がよくても不採用になるでしょう。

初心者の人は自信がないので、「初心者ですが・・・」「未経験なので・・・」といった初心者アピールをするとマイナスです。

クライアントはお金を払ってでもプロに依頼したいので、「初心者」「未経験」という記載があっただけで採用される確率は下がります。

どうしても自信がないときは、「初心者歓迎」「未経験者の方にも親切に教えます」といった案件に応募しましょう。ただし、ライティングを教育するので高単価は期待しないでください。

初心者と伝えていい時は、相手が「初心者OK、未経験OK」の募集をしている時だけです。クライアントはお金を支払ってまで執筆してほしいので、初心者には依頼しません。

案件を獲得したいなら、初心者とは絶対に書かず「自分は経験者です、何でもお任せください。」くらいの雰囲気で執筆しましょう。

WEBライターポートフォリオの良いデザイン

ポートフォリオに掲載する記事はデザインにも気を配りましょう。なぜなら、装飾や挿絵がなく、文字ばかりの文章だと読むのが面倒になるからです。

どんなに質の良い記事を書いても、クライアントに読んでもらえなければ意味がありません。

そのため、以下の点に注意してデザインを装飾することをおすすめします。

  • 文字の強調(太字、拡大、色付け、ハイライトの色付け)
  • 自分の顔写真を掲載してみる
  • 1ページ完結型の記事にする
  • 視覚動線を意識する

文字を強調するときには、適度に使うことがポイントです。多用すると返って読みづらくなるので、重要な言葉や文章を強調したいときに使ってください。

顔写真を掲載すると信頼性が増し、1ページ完結型にすればスッキリしたイメージを与えて読みやすいです。

また、デザインにこだわりたい人は、チラシ広告などで用いる視覚動線を意識してみましょう。

視覚動線とは、チラシなどを見たときに「人の視線がどのように流れて行くのか」を科学的に検証したものであり、主な動線は以下の4つです。

  • グーテンベルク・ダイヤグラム
  • Z型
  • F型
  • N型

人はチラシなどを見たときに、Z型(左上・右・左下・右下)のように見る順番に法則があります。

ポートフォリオをどの順番で見るのか、これらの法則を効果的に取り入れたデザインにすれば、クライアントに印象づけることも可能です。

視聴動線について詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。

(参考元:J-Stage 日本デザイン学会 デザイン学研究

記事の構成や問い合わせ方法、文字単価も合わせてポートフォリオに入れ込む

ポートフォリオには自己紹介や経歴なども記入して構いません。また、記事の構成やポートフォリオをみたクライアントからの問い合わせ方法や連絡先、仕事を受ける時の文字単価なども合わせて記入しておきましょう。

そうしておくことで、文字単価も最初から決めているので、低単価の案件の依頼は来ないし、いつでもクライアントから連絡を受けられます。もし、低単価の案件依頼がきたとしても、希望単価は譲れませんと言って断われます。

記事の構成や対応できる業務内容も記載しておくと良いと思います。

たとえば、

  • キーワードの選定
  • 見出し構成の作成
  • 記事の執筆
  • WordPress入稿

などがあるので、自分はWEBライターとして何ができるのかよく考えて記載しましょう。

ブログにおける数値やデータをポートフォリオに盛り込む

ポートフォリオにおいて数値やデータはクライアントを十分納得させられる有効な方法です。そのため、自身のブログでどれだけの数値があるのか明確に記載しましょう。

使用できる数値とデータは以下のものが有効です。

  • WEBライター歴
  • 今までに執筆した記事数(文字数や執筆頻度なども含め)
  • 取得しているキーワードと順位
  • 1週間の執筆数または納品できる執筆数  など

他者と比較できて数字で語れるものは、独りよがりではなく第三者が正当に評価しているのでクライアントも判断しやすく、説得力もあるので積極的に取り入れましょう。

また、執筆時にSEO対策ができていればアピール効果は抜群なので、積極的に取り組みましょう。

掲載メディアに記事を掲載したあとは、アクセス数や順位を分析しましょう。分析できるライターは、クライアントの評価も高く、差別化にもなり、アクセス数が多い場合や検索順位が高ければアピールできます。

記載する場合は「PV数:〇〇」「検索順位:〇位」と明確に書きましょう。また、分析にはGoogleアナリティクスという分析ツールを利用しますが、GoogleアナリティクスはWEBサイトとアプリからデータを収集し、ビジネスに関する分析情報を提供するプラットフォームです。

そのため、あなたのサイトにどんな人が訪れているのか、どのページを見て、どこをクリックしているのかなどを分析できます。

使い方は、Googleアナリティクスのサイトでも解説しているので、まだ使ったことがなければ、今回を機に勉強してみましょう。

提出するポートフォリオは適度に更新、クライアントによって変えるようにする

ライティングを続けていると、いつまでも初心者ではありません。

はじめに作ったポートフォリオも初心者の状態では、いつまでたっても依頼もきません。定期的に更新して、自分のスキルが上がっていることをアピールして下さい。

また、ブログサイトでは更新頻度が悪いと「手抜きのサイト運営者」ともとられかねないので、ブログを開設したら、定期的に更新することをおすすめします。

また、経験を積んでくればクライアントによって、ポートフォリオを使いわけることもテクニックのひとつとして覚えておきましょう。

クライアントの許可なく掲載してはいけない

過去に掲載した記事は、クライアントの許可なくポートフォリオに記載してはいけません。

記事を作成した時点で著作権が発生し、著作権はライターのものです。

しかし、仕事を受注する時に契約で「著作権譲渡契約」を交わすことがほとんどの為、記事を提出した時点で著作権はライターからクライアントに譲渡されます。

ポートフォリオに記事を載せたい場合は、クライアントに「記事をポートフォリオに付け加えたいのですが、よろしいでしょうか?」と確認を取りましょう。

返答がOKであれば、ポートフォリオに記載できますが、NGの場合は記載できません。また、無断で掲載した場合は契約違反になりますので注意しましょう!

ポートフォリオ作成によるスキルアップを怠らない

ポートフォリオ作成によるスキルアップの方法は、主に3つです。

  • 学習と実践
  • フィードバックを受ける
  • 多様なジャンルに挑戦する

ポートフォリオは一度作れば終わりというわけではなく、常に更新し続けるためにはスキルアップが重要です。

そのため、オンラインスクールや書籍で常に新しいスキルを学び、実際にブログや広告記事、WEB記事、取材記事など、さまざまなジャンルの仕事を受注しましょう。そして、多様なライティングを実践することがスキルアップには大切です。

また、他のライターやクライアントからのフィードバックは、あなたの欠点や改善点を把握するためにも有効的なので、次の仕事にも活かせるように上手に活用してスキルアップしましょう。


スキルアップと言っても、SEO対策や文章校正、リサーチ力、営業力、コミュニケーション能力、パソコンスキルなど多岐に渡ります。どれかに焦点を当て、ひとつずつマスターしていくことが重要で、マスターできれば、スキルに幅ができてクライアントにアピールするときにも効果的です。

ポートフォリオのデザイン

ポートフォリオのデザインも成功のカギを握っており、以下の点にこだわりましょう。

  • 文字を装飾して強調する
  • 1ページで完結させる
  • 色や挿入画像にもこだわる
  • スクロールに合わせた画像変化を取り入れる

一辺倒の標準テキスト文字で書いただけでは、視覚的に強調部分がわかりづらいので、太字やフォントサイズを大きくして文字を強調すると効果的です。

また、記事内容にマッチした色づかいや挿入画像にもこだわると、視覚的にもイメージしやすくなります。

さらに、ポートフォリオが何ページにも渡ると理解しづらいので、1ページで完結させ、スクロールに合わせて画像を変化させる工夫も必要です。

クライアントによってはWordPressに入稿する案件もあり、デザインにこだわっているクライアントはポートフォリオのデザインもチェックしています。

ポートフォリオの公開範囲に気を付ける

ポートフォリオはすべてを公開して良いものではなく、公開範囲には以下の制約があります。

  • 契約上の制約
  • 未公開作品
  • 著作権
  • 機密情報
  • 不適切なコンテンツ

納品した記事は、機密情報が含まれている案件もあり、守秘義務があります。その場合、クライアントとの間に契約を交わしているので、許可がなければ契約違反や著作権侵害になる可能性があります。

また、未公開作品でも同様にクライアントの意向もあるので必ず確認しましょう。
不適切なコンテンツはGoogleから排除されるので、SEOの観点から見ても不適切です。多くのクライアントや企業はSEOで上位表示させたいので、不適切なコンテンツは敬遠するので掲載には注意しましょう。

ポートフォリオの効果的な活用法

ポートフォリオは書いて終わりではなく、効果的に活用してはじめて効果が発揮されるので、効果的な活用法を3つ紹介します。

  • ブログをポートフォリオとして活用する
  • SNSのプロフィールにポートフォリオのURLを貼り付ける
  • 紙媒体でも活用する

そのため、ブログをポートフォリオ代わりにしたり、SNSのプロフィールにポートフォリオのURLを貼り付けておけば、検索や閲覧の機会を増やすことができます。

また、紙媒体をメインに活動しているライターは、雑誌や書籍に掲載されている画像などを印刷して、紙媒体のポートフォリオに添付してアピールすることも効果的です。

ポートフォリオ作成による仕事の獲得

ポートフォリオ作成による仕事の獲得には以下の方法があります。

  • クラウドソーシング
  • SNSで「#WEBライター募集」に応募する
  • 求人サイト
  • WEBライターのサロンや同業者からの紹介

仕事を獲得するには、限定的な応募方法ではあまり期待できませんが、上記の方法を利用して多方面で応募すると獲得率がアップします。釣りでたとえるなら、竿1本と4本では魚がヒットする確率が変わるのと同じです。

クラウドソーシングでは、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスを利用すれば、手軽にWEBライター案件を見つけられます

また、「初心者・未経験歓迎」の案件もあるので、初心者の方には実績づくりに最適なサービスですが、文字単価が0.1円〜などの低単価案件が多いので実績づくりのためと割り切りましょう。

SNSを利用する方法では、「#WEBライター募集」で検索すると企業やWEBライターが仲間を募集しているので、気に入った案件には応募しましょう。

また、気に入った企業やWEBライターが見つかれば、募集していなくてもフォローしておけば、先方から連絡がくることがあります。フォローする際には、あなたのプロフィールにポートフォリオのURLを貼り付けることをお忘れなく。

求人サイトでもWEBライターを募集しており、私の肌感覚ですが、求人サイトは出社を求められるケースが約半数程度はあるように感じます。

完全在宅は「3カ月の研修期間を経過してから」と記載のある企業案件が多いので、出社が可能であれば積極的に利用することをおすすめします。なぜなら、出社義務がある案件は応募が少ないと予想されるので比較的採用されやすいからです。

また、遠方で費用的にも出社が困難な場合は、完全在宅の案件もあるので探してみましょう。
WEBライターのサロンやWEBライター仲間から仕事を紹介されるケースもあります。普段からSNSなどを通じて仲間を作っておくと、相談もできるし、アドバイスももらえるのでおすすめですよ。

WEBライターポートフォリオ作成のメリットとは

WEBライターがポートフォリオ作成をするメリットは主に3つです。

  • 案件獲得のチャンスが広がり有利になる
  • WEBライター同士のつながりができる
  • 就職や転職にも使える

募集案件に応募することが案件獲得の主な方法ですが、たとえば、小さな池で何千人もの人が釣りをしているようなレッドオーシャンでは案件獲得は困難です。

しかし、ポートフォリオを公開すると、小さな池ではなく大海で釣りをするように、ブルーオーシャンで依頼を待つ方が断然有利に案件獲得ができます。

また、就職や転職にも有効で、ポートフォリオがあれば自己アピールができてスキルを明確に提示できるメリットがあります。

もう一点、ポートフォリオはクライアントだけでなく、同業者のWEBライターも見るため、横のつながりで仲間ができて相談や意見交換もできるメリットがあります。

WEBライターポートフォリオの効果的な活用法

ポートフォリオには3つの効果的な活用法があります。

  • ブログ記事をポートフォリオとして活用する
  • X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNSにポートフォリオのURLを貼っておく
  • 足を使って営業活動する場合は名刺にポートフォリオのURLを記載しておく

ブログをそのままポートフォリオとして活用できます。また、ブログにポートフォリオを作成し、SNSや名刺などにポートフォリオのURLを記載しておけば、興味を持ったクライアントなどはポートフォリオを閲覧してくれます。

特にブログやSNSであれば、自分が営業活動をしなくてもネットが勝手に営業してくれるのでおすすめの方法です。

WEBライターポートフォリオ作成による仕事の獲得

ポートフォリオを活用して仕事を獲得する方法は主に以下の4つです。

  • クラウドソーシングに応募する(初心者におすすめ!)
  • 求人サイトを利用して企業に応募する
  • 直接企業に応募する
  • ブログサイト・SNSにポートフォリオのURLを貼っておく

初心者におすすめの方法は、クラウドソーシングを活用することです。案件受注の敷居も低く、文字単価も低めですがライターとしての実績を積むには最適の方法です。

クラウドソーシングである程度の実績が積めて、自信がついた時点で求人サイトや直積企業に営業する方法がおすすめです。

営業経験者であれば、臆することなく、いきなり企業に直接営業する方法もあり、仕事獲得ができればクラウドソーシングで下積み経験を行う必要はありません。

また、前項でも触れましたが、ブログサイトやSNSにポートフォリオのURLを貼っておくだけでネットが勝手に営業してくれるので、クライアントから仕事が舞い込む可能性があるので、ぜひ試してください。

WEBライターポートフォリオ作成によるスキルアップ

ポートフォリオを作成するにあたり、常に新しい情報に更新し続けるためにはスキルアップは欠かせません。そのため、以下の方法でスキルアップしましょう。

  • 上位記事を読む
  • SNSで必要な情報を得る
  • 苦手意識のあるジャンルにも挑戦してみる
  • ブログを始める
  • 書籍で学ぶ
  • 添削のフィードバック受けられる講座を受講する
  • オンラインスクールやオンラインサロンで学ぶ

スキルアップするには、検索エンジンで上位表示されている記事をたくさん読めば、構成・文章表現・文字装飾などがわかります。また、SNSでも多くの有名ライターが情報を公開しているので、SNSをチェックすれば最新情報やライティングに必要な情報を得られます。

苦手意識のあるジャンルに挑戦して、対応できるジャンルを広げることも時として必要です。さらに、ブログを始めるとキーワード選定やSEO対策なども学べます。

それでもスキルアップが難しいときは、書籍やWEBライターのオンラインスクール、オンラインサロンに入会して、講師や先輩、仲間に添削やフィードバックをもらってスキルアップしましょう。

以下の記事では、WEBライター初心者がスキルアップに活かせるオンラインスクールなどを紹介しているのでスキルアップに伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

初心者WEBライターでポートフォリオ記事が1つもないときの対処法

初心者Webライターで記事を書いたことがなく、ポートフォリオが作れない!

という方はこちらを参考にして下さい。

作り方は大きくわけて以下の4つで、「公開型」「非公開型」の2種類あります。

  • WordPressサイトを開設する
  • 無料ブログサイトで開設する
  • Googleドキュメントで作る
  • Microsoft Wordで作る

WordPressは世界中の約4割が利用しており、日本のWEBサイトの多くはWordpressで作成されています。そのため、Wordpressに記事を書いて、デザイン編集も依頼される案件もあり、その場合は、別途報酬が発生する場合と案件に含まれている場合の2パターンあります。

より多くの報酬を得ようと思えば、使い方に慣れる意味でもWordpressは特におすすめです。また、有料で契約すると個人のアドレスを取得でき、あなたが契約を解除するまで作成した記事の著作権は自分のものです。

さらに、自分のサイト記事がSEOの上位表示を獲得できれば、アピールポイントとして多大な効果があるのも魅力です。

次に無料ブログサイトを開設する場合、各社が提供しているサービスは以下の通りです。

その他にも無料で作成できるサービスがあり、初心者でも手軽に作れるのもメリットです。しかし、無料で利用するため、個人アドレスは取得できず、運営側の都合によってサイトが閉鎖された場合には、作成した記事は使えないので注意しましょう。

もっと手軽に作りたい場合は、GoogleドキュメントやWordがおすすめです。Googleドキュメントは、Googleが無料で提供しており、記事はクラウド上に保存します。

また、Microsoftが提供している文書作成ソフト(Word)は有料ですが、パソコン購入時にセットで販売されていたり、中古パソコンではすでにインストール済みの商品もあります。

どちらも文書作成がメインで、書いた記事は自分のものとして所有できます。

次に公開型とは、誰でも好きな時間にポートフォリオが閲覧できるよう、常にサイトを公開している状態のことです。公開型のメリットは、あなたに興味を持った閲覧者から直接オファーが来ることがあります。

非公開型は、Wordのように自分だけが見える状態で、提出を求められたときだけポートフォリオを送って公開する状態です。Googleドキュメントで作成すれば、公開・非公開を選択できる機能があり、必要なときに公開できます。

どのタイプを選択するかはあなたの好みなので、使い勝手の良いツールを選んでポートフォリオを作りましょう。

Googleドキュメントでポートフォリオ記事を作成

Googleアカウントをもっていれば、「Googleドキュメント」が使えます。

Googleドキュメントはオンラインで使えるWordに似た機能です。

無料で作成できますし、Wordを使った事があれば使い方も似ているので使いやすいと思います。Excelに似た「Googleスプレッドシート」という機能もあります。

自分で使いやすい方を選び、記事を作成し、URLを貼り付ければクライアントが見る事が出来ます。

note・はてなブログなどの無料ブログでポートフォリオ記事を作成

以下のような無料ブログを作成し、記事を作る方法もあります。

  • note
  • はてなブログ
  • Amebaブログ

など、無料で作成でき、すぐにブログが始められる為、費用を掛けず、気軽に使いたい方にオススメです。

WordPressを使ってブログ開設。ポートフォリオ記事を作成

1番オススメの方法は「WordPress」を使って自分のブログを開設する事です。

開設するには、費用が掛かります(初期費用で3000円前後。毎月の維持費が2000円前後が目安。)が他の方法に比べ、メリットがあります。

メリットとしては、

  • WebメディアのほとんどがWordPressで作られている為、勉強になる。
  • WordPressで記事を書く場合が多い為、使い方を知っていて慣れている人がクライアントに選ばれやすい。
  • 自分でWordPressのブログを運用していると「この人は、本気でWebライターを目指しているんだな。」とクライアントに本気度が伝わる。

また、執筆した記事の著作権は自分にあるので、ポートフォリオに自由に付け加えたり、入れ替えたりする事が出来ます。

「初期費用をかけずにまずは無料ブログから・・」

これはSEOで記事を上位表示させたい(多くの人に見られたい)のであればあまりおすすめできません。

  • WordPressと有料ドメイン、有料サーバーの初期費用〜10,000円未満
  • 無料ブログ〜1,000円未満

無料ブログが万が一、クローズする場合は記事が全てなくなります。

ライター専用のポートフォリオ無料作成サービスを利用する

一方、WordPressといった有料ブログはサイトの見た目を自由にカスタマイズできる上に、

ライター専用のポートフォリオが無料で作れるサイトで「edireco(エディレコ)」があります。

ライターがポートフォリオを作りやすいだけではなく、広告表示がない為、クライアントが見やすいこともメリットです。

テンプレートも多数用意されており、カッコいい、あるいは可愛いポートフォリオが簡単に作れます。ぜひ、活用してクライアントに見てもらえる確率を上げましょう!

先輩WEBライターのポートフォリオを見てみよう

先輩WEBライターのポートフォリオを確認してみましょう。

  • ニシキドアヤト
  • きたひろ
  • 芦田おさむし(手塚裕之)

それぞれ解説します。

ニシキドアヤトさんのポートフォリオ

最初に、幅広いジャンルで執筆実績23,000本以上あるニシキドアヤトさんのポートフォリオをご覧ください。

きたひろさんのポートフォリオ

次に、金融ライターに特化し、kindleで書籍も出版されているきたひろさんのポートフォリオを見てみましょう。

芦田おさむし(手塚裕之)さんのポートフォリオ

最後に、ゲーム業界から40代でWebライターに転身し、インタビュアーとしても活躍されている芦田おさむし(手塚裕之)さんのポートフォリオを覗いてみましょう。

WEBライターポートフォリオ作成におけるよくある質問

ここでWEBライターがポートフォリオを作成する時によくある質問をいくつか紹介します。

初心者Webライターが悩みやすい疑問について解説します。

何記事・何文字ポートフォリオ記事を提出すれば良いの?

初心者Webライターの方で実績がない場合は、5記事を目安に執筆してみましょう。文字数は、最低3000文字、できれば5000文字程度を目安に書いてみましょう。

短い文章だとクライアントが見た時に、文章の構成、流れが出来ているかのライティング力を判断することが難しい為です。

WordPressやnoteでは各企業が提供しているサービスに契約してサイトを開設しますが、サイト契約が不安な場合は、GoogleドキュメントやWordでも可能で、WordPressやnote、Googleドキュメントなどに3~5記事執筆します。
文字数は3000字程度を目安に書きますが、500字程度の短い文章だと文章の展開や流れ、構成などを含めた執筆スキルが判断できない点と「文章校正や長文は書けないのかな?」と判断されかねないので注意が必要です。

SEOの知識はどこまで必要?

SEO対策とは「検索結果で上位に表示される為の対策」です。普段から取り入れることでクライアントの印象も良くなります。主に、以下の2点を意識して下さい。

  1. ユーザーが検索するキーワードをタイトルと見出しにいれる。
  2. ユーザーの検索意図を汲み取り、知りたい答えが明確に分かるように書く。

この2点を意識して記事を書いてみて下さい。

また、アクセス解析ができるようになるとWEBディレクターからお願いされることもあります。2回ほど依頼がありました。WEBライターに依頼することはめったにありませんが、信頼できるライター様にはチャンスが巡ってくることを忘れないでください。

「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」などの無料のツールを使い、アクセス解析をする事が可能です。

記事のPV回数(閲覧された回数)、来訪者数、検索順位を確認し、SEO対策に役立ててみましょう!

ここまで、「ポートフォリオ」について解説してきましたが、「まだイメージが出来ない・・・。」初心者の方は、今から紹介する先輩Webライターのポートフォリオを参考にしてみて下さい。

WordPressブログじゃないとだめ?→無料ブログでも問題なし

WordPressは認知度が高く、利用者が多すぎて、WEB上には「WordPressがおすすめ」のワードが散見されています。

だからと言ってWordPressを使う必要はありません。お金もかかるし、できれば無料で気軽に使いたいと思うのは当然のことです。無料のブログサイトでも全く問題ないので、自分の使いやすいサイトを見つけて下さい。

大切なことは「自分はこんな記事が書けますよ」と世間にアピールすることですから、安心して相性の良いサイトを探しましょう。

個人情報は公開するべき?→実名実写がベスト!

相手の信用を得ようと思えば、実名を公開して、写真もイラストやアイコンではなく、実際の写真が良いでしょう。

しかし、ニックネームやイラストで成功されている方も大勢いるので、何か個人的な理由があれば無理に実名・実写にこだわる必要はないと思います。

確実に案件を獲得したいのであれば、勇気をだして、実名・実写にするのがベストだと思いますが、これは強制ではないので、自分で判断してください。

また、個人情報を掲載しようとする人がいますが、個人が特定できる情報は絶対に掲載してはいけません。しかし、相手に信用してもらうにはできるだけ掲載した方がいいので、個人が特定されないメールアドレス、住所(〇〇県〇〇市在住)など、公表できる範囲で掲載しましょう。世の中には悪いことを考えている人もいて、悪用される危険がありますので十分注意して下さい。

ポートフォリオの公開範囲はどこまで?

個人のブログサイトを立ち上げていれば、サイト内の記事をポートフォリオに掲載できます。しかし、クライアント案件の記事をポートフォリオに掲載する場合は、すべてを公開して良いわけではありません。

なぜなら、クライアント案件の記事は、納品した時点でクライアントに著作権が譲渡されているケースが多く、著作権侵害のトラブルに発展する可能性があるからです。

そのため、以下の点に注意してください。

  • 著作権
  • 契約内容
  • 機密情報
  • 不適切コンテンツ

クライアントとの契約内容には、著作権、機密情報の取り扱いに関する内容が記載されており、違反すると法的措置を講じると記載されているケースがあります。

そのため、自分が書いた記事だからといって、クライアントの許可なく無断でポートフォリオに掲載するとクライアントとトラブルになるかもしれません。使用する場合は、必ずクライアントの許可を得てください。

また、誹謗中傷やアダルトなどの不適切なコンテンツをポートフォリオに掲載するのは避けてください。いくらクオリティが高くても、不適切コンテンツは検索エンジンから除外されるため、大半のクライアントは避けます。

記事が上位表示された!SEOの実績を掲載するべき?→掲載するべき

ブログ記事を投稿して、上位に表示されたら自慢できます。自信をもって、SEOの実績としてポートフォリオに掲載しましょう。特に上位1位〜3位以内であれば、クライアントも評価の対象に値します。

初心者WEBライターのポートフォリオの作り方:テンプレと実例を合わせて解説:まとめ

ポートフォリオは、あなたの作品集であり、クライアントに執筆スキルを確認してもらうことが目的です。

また、あなたをアピールするツールにもなるので、経歴、趣味、実体験、保有資格などは積極的に記載しましょう。

私の実体験では、テストライティングでは不採用でしたが、同じクライアントからポートフォリオやライティングスキルを見て、別の案件依頼を受注することができました

このように、どこから仕事が舞い込むかわからないので、WEBライティングに必要な情報は、できる限り詳細に記載することをおすすめします。

また、この記事で紹介したポートフォリオの作り方やスキルアップ方法を実践して、高単価の案件や継続依頼をゲットしましょう。

以上、3名の先輩Webライターのご紹介をさせていただきました。参考になる部分もたくさんあったと思います。

この記事では、クライアントから注目されるWEBライターのポートフォリオ作成法について詳しく解説しました。

  • ポートフォリオは、あなたの「作品集」
  • クライアントにスキルを確認してもらうツール
  • 自己アピールのツールとしても活用
  • 自己紹介文を丁寧に書いて自分を知ってもらうことも大切
  • 経験や実績、実体験は積極的に書く
  • 趣味や保有資格などから案件獲得につながる
  • デザインも採用基準に含まれるケースがある
  • 文字数は3000文字程度を目安に書く
  • 文字単価は相場を記載
  • 3~5記事用意して、ジャンルはすべて別にする
  • クラウドソーシング、求人サイト、SNSなど多方面に応募する
  • 納品した記事を使用する場合は、クライアントの許可を得ること
  • 著作権や情報漏えい、個人情報の流出など法律に抵触する内容には注意する
  • ポートフォリオは定期的に更新する

これらの内容が実践できれば、クオリティの高いポートフォリオが作成できてクライアントも注目します。そうなれば10件応募して1件返信があれば良い方だと言われている案件応募ですが、上記内容を実践すれば2~3件応募すれば返信があり、仕事依頼がすぐに決まりました。

また、クオリティの高いポートフォリオが作成できるので、クライアントの評価も良く、継続案件の獲得や高単価案件を紹介してもらえる可能性があります。

また、スキルアップに悩んだら、書籍やオンラインスクールなどを活用することをおすすめします。スクールで学べばスキルアップできるので、初心者にとって第一関門でもある文字単価1円の壁を超えることも夢ではありませんよ。

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この記事を書いた人

かきすく編集部のアバター かきすく編集部 WEBライター・WEBディレクター

かきすく編集部。副業や在宅ワークでWEBライターに興味を持ってくれた方に、実体験の生々しい副業WEBライター体験談を解説。ウィビー助手はかきすく編集部の執筆をサポートする。

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